新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆そしてスピード勝負へ◆
二人の株を総取りした蓮のコールは、一層凄まじい迫力だった。
『こいつはスゴイ!』と、誰もが賞賛の眼差しを贈る。
その空気にすっかり酔いしれ上機嫌な勝と蓮。
しかしそれも束の間だった。
一本より二本のがインパクトがあるように…
二本より三本のがインパクトは強い。
それは皮肉にも、藍達のコールだった。
自分たちがせしめた株をあっさり横取りされたような屈辱が、蓮の闘争心に火を付けた。
更に…
藍】『アタシだってビンダ早いんだよ!!
ってか多分、アタシが一番だから!!』
藍はビンダ指名の際、自ら立候補して立ち上がると、グビグビとビンダを始めた。
それはかすみにも負けない超スピードだ。
藍は三本全てのボトルをビンダした。
その雄志は勝の席からは後ろ姿しか写らず、暗い店内では藍という事に気付けなかった。
しかしこのビンダがさらに衝突を呼ぶ。
か】『なんだ?
これ、アタシに挑戦してんのかあ?
ガキんちょが!!』
勝】『なんか面白いことしてんぢゃんか!
瓶飲みは俺の十八番だぜ!!
譲らねーよ!』
藍の豪快な飲みっぷりは他二人のアル中に火を付けた。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!