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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆支度完了?◆
支度をすると言われても、勝は想像もつかなかった。ホストクラブなどと言うのはドラマや漫画でお目にかかる以外まったく遠い世界なのだ。そこへ行くための支度…蓮は行ったことがあるのだろうか?いや、無論そんな店に足を踏み入れた経験などはない。

蓮】『まずは、着替えだな。』


勝の姿を見つめてそうつぶやくと蓮は近くの衣装屋に立ち寄るとスーツを物色し始めた。

さすがに某アニメの主人公的なコスチュームでホストクラブへ乗り込んむのは気が引けたのだ。
店内には派手目な衣装ばかりが並んでいる。
スーツはダブルにシングル、襟の形、色味は多彩で目移りしてしまう。
普段、自分で服を選ぶことなど滅多にない蓮と、スーツなど葬式くらいでしか着たことのない勝ではどうにも選べそうにないので、蓮は早速店主を捕まえた。

蓮】『おい、店主。すまないが、ホストクラブに似合うスーツはどれだろうか?』

店】『はいはい。お召しになりますのはどちらさんで?』

小太りで少し頭の薄い短足オヤジが前掛けを着けてヒョコヒョコやってきた。

勝】『俺ら二人ともなんだけど。』

店】『はいよ。はいはい。ホストですね?ご予算は?』

蓮】『いくらでも構わない。』

勝】『そこらのホストに負けないようなヤツある?』



そんな調子で衣装が決まると髪型をセットしてもらいに美容室へ。ここでもやはり『ホストクラブに似合う髪型』とオーダーしたところ、ホストクラブに似合う格好と言うよりはホストらしい格好へと仕上げられてしまったことにイマイチ気づかない二人だった。

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あきゅろす。
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