新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆がんばるホストくん◆
代】『つーわけでお前ら、キャッチしてこい。
命に代えてもメイドさんを連れてこい。
もし逃したら二人ともクビだから』
ﾎ1】『そんなッ
そりゃナイっすよ！！』
代】『うるさああああああああいッ！！！！！
早く行け！！！！
行くんだボケナスどもおおお！！！
今ならドンペリ・ゴールドをタワーでプレゼントするとお伝えしてこい！！』
ﾎ2】『なっ…軽く500万ですよゴールドのシャンパンタワーなんて…！！！
俺の年収を越えている………！！！！！！』
代】『さぁ行け！夜の戦士よ！！
酒のプリンスよ！！！
メイドさんを拉致…じゃなくてエスコートして差し上げるのだああ！！
もしキャッチ成功したのならお前ら幹部にしてやらんでもないがな…』
ﾎ1,2】『！！！！！
かかかかかかかかかかかかか幹部ゥゥウウ！？
マジすか代表！
それマジですかああああああ！！！
マジで幹部にッ
幹部にしてくれんですかあああ！！！』
代】『おう！俺は約束を守る男だ！！！
キャッチしてきた暁には幹部昇進も前向きに考慮しようじゃないか！！！』
ﾎ1】『うぉおおお！
自分、俄然ヤル気出てきましたああああ！！』
ﾎ2】『必ずや代表の御膳にあの素敵メイドさんをご覧に入れます！！！！
どりゃあああああああああああ！！！！』
『幹部昇進』という餌を前に段違いなヤル気を発揮するホスト1と2。
ものすんごい気合いと迫力を放ちながら、競うように駆け足でメイドさん達の元へ向かって行く。
そのあまりの勢いに、桜、藍、そして惚乃花の三人組は雑談を止めて視線を凝らした。
桜】『な…なんか来るけど……』
惚】『あれが俗に言う【キャッチ】…？
想像よりも随分と体育会系ですぅ』
藍】『えぇー違うっしょ…だってアレ最早突進ぢゃん？
砂煙まであがってんよ』
ﾎ1】『お姉さああああーーーーーーーーーーーーーーーーん！！！！』
ﾎ2】『そこの美人でセクシーで可愛い素敵なお姉さん方ああああーーーーーーーー！！！』
―――ﾋﾟｸﾘ
桜】『美人？』
藍】『セクシー？』
惚】『可愛い？』
ホスト2の発した言葉に三人は敏感に反応した。
ホスト二人組は三人の前で急ブレーキをかけると息を切らしながらも必死でカッコいいポーズをキメた。
ﾎ1】『えっあれ！！
あれ、ちょッヤバい！
めっちゃキレイ！！！
お姉さんモデル？！
超お洒落！！しかもめっちゃめちゃ美人さんじゃないですかあ！！』
桜】『え？！！
あ…あたしぃ？！』
桜は驚きながらも、満更でもないように照れた。
ﾎ2】『えー何！何！
ってかすっげーいい！！
スタイル抜群じゃないっすかぁ！！！グラビアアイドルの人？！
ってか芸能人？？？』
藍】『え……
なにッええ？！』
ﾎ1】『んあああ！！！
つーか可愛いいい！！！
可愛いすぎですよメイドさん！！
マジ可愛い！！
ぶっちゃけお持ち帰りしたいっすよ！！！！』
惚】『そんなッ…可愛いだなんて……』
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