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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆事の発端◆
藍】『面白そうじゃん!』

惚】『・・・はッ恥ずかしい。』

桜】『ちょっと興味あるかも。』

花】『ん〜・・・確かに面白そうだね。』

ここはある豪邸の一角。
そこに集まる4人の女がいた。

黒いセミロングのストレートへアーを揺らしているのは『内海院 藍』(ウチウミイン アイ)。
好奇心旺盛なその眼はキラキラと輝き、高価なアンティークのテーブルに身を乗り出して何か小さなモノに興味を示している。

その横でミルクティー色の髪をふわりと巻き、薄いピンクに身を包むの彼女は『志和乃橋 桜』(シワノハシ サクラ)。
プライドの高い彼女もやはり、左手の人差し指をクルクルと髪に絡ませながら藍と同様にその小さな物体に興味を示す。

その向かいで一人メイド服を纏い頬を赤らめ俯いているのが
『神室野 惚乃花』(カムロノ ホノカ)。 
丁度、顎のラインに掛かる前下がりの髪は自然なこげ茶色で清楚な雰囲気を醸し出している。彼女は一人恥じらいを見せつつもはやりその物体が気になるようで視線を釘付けにしている。

一人すかした返事をしているのは『天降淋 花音』(テンコウリン カノン)。彼女は腰まで掛かる黒髪でこの中では一応インテリを謳っている。彼女の私生活については謎が多く、あまり多くを知るものは居ない。


藍】『蓮くんがコレ貰ってきたんでしょ?みんなで持って帰って一緒にログインしようよ!私、勝サン誘っちゃおう♪』

桜】『じゃあ、私はファンサービスってことで一緒にログインする人募集するかな。惚乃花はどうせ蓮くんでしょ?』

惚】『あ、たぶん・・・。』

藍】『あーッそこは最初から決定だもんね。花音ちゃんは??』

花】『・・あ、うちは最近いい感じの人居るからさそってみるわ。』

惚】『え?・・・私初耳だぁ。どんな人?』

花】『あ、言ってなかったっけ?まぁ、別にまだ付き合うとかじゃないんだけどさ、顔がうち好みなんだよね。』

そんな話をしながら彼女達はその小さな物体をそれぞれ持って解散した。
みんなの都合も考えて約束の日時は明日22時。そこから彼女達の冒険が始まるのだ・・・・。この小さな物体は最新ゲーム機『RCS』専用ソフトだ。明後日発売になるものである。発売前の広告は異例で、ゲームの内容は一切公開されていない。ただ、タイトルとR指定とゆうところからアダルトな要素が多く含まれている事だけが分かっていた。

『RCS』とは『リアル・コミュニケーション・システム』の略であり、最先端のゲーム機だ。脳に直接信号を送り込み刺激を与える事により、現実と変わらない五感を楽しめる。
最初に本体へ基本データを入力し、フックのようなものを耳に引っ掛けて装着する。耳の後ろのあたりに本体が当たるようになるのだが、そこにソフトを挿入できるようになっている。

このゲーム機を開発したのが、さっき4人の女達が集まっていた豪邸の持ち主『城ノ内 蓮』(ジョウノウチ レン)の経営する会社なのだ。実は惚乃花はこの豪邸で雇われたメイドであり、蓮の恋人でもある。そのような経緯から、惚乃花の友人達を呼び寄せこのゲームを配ったのだった。


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あきゅろす。
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