新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆結果にご不満?◆
高】『ぼぼぼ僕っ…ホストですか?!
しかも痛いって…』
蓮】『悪くないな』
桜】『納得いかなーい』
惚】『マニアック………(涙)』
蓮を除く全員がブーイングの嵐になった。
勝】『つーか何でまた蓮だけ?!』
藍】『絶対ズルいっしょ!!』
勝と藍があまりの不公平さに噛み付いた。
しかし割って入るように惚乃花が現れ、二人を睨み付ける。
惚】『…何か文句でも?』
しかしいつもの冷淡な目付きと違い、恥ずかしさと不満を渦巻かせた表情をしている。
何だかんだ言って本人も納得いかないらしい…
惚乃花と付き合いの古い藍は瞬時にそれを察知した。
藍】(やばっ…八つ当たりされる…)
藍は勝の服の裾を引っ張りながらアイコンタクトを送る。
勝もそれを察知した。
勝】『いやー?蓮だけにさすがだなぁ〜みたいな!』
藍】『カッコ良すぎてズルぅいっ!みたいな?』
勝・藍】『ねー♪』
惚】『…』
桜】『なによ・・・どうして私だけこのレベルなのよ・・・だいたいッ』
適正診断から機嫌の悪くなっている桜は空気を読まずにひとり不満を吐く。
それを見ていた惚乃花の表情が段々変わっていくのに気づいた高弘は慌てて桜を引っ張ってその場を少し離れた。
高】『桜さん・・・あなたのような美しい人は戦う必要なんてないんですよ。だからレベルなんか上げる必要もない。ゲームですらそれを分かってしまうんでしょう。罪な人だ・・・。』
相変わらずパッシブで甘い言葉を連発させる高弘。
藍】『あれ・・・どうにかならないの?』
勝】『まぁ桜のファンなんだしいいんじゃね?』
桜は興奮しているのか高弘の甘い言葉に動じていないように見える。
蓮】『こらこら…。微妙な空気を作ったりしてははいけないよ…』
惚】『あ…蓮様…申し訳ありません…』
蓮】『妙な診断で不本意な者も少なくないようだが…
とりあえずは先に進みたいし、労働組合に行こうと思うのだが』
桜】『労働組合?』
蓮】『ああ。診断を行う際に尋ねたところ、労働組合に行けば就職先を紹介してもらえるらしい』
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