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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆コピー作業◆
緊張を感じながら蓮へと近付く。

ただプレイするのではなく、ちぐひに教えられたようにしなければならないのだ。

まずは服を脱がす所から…入浴やマットプレイ。

すでに羞恥心は最高潮に達し、今にも逃げ出したい気持ちだ。

相変わらず余裕のある表情で見据える(偽)蓮。
これから自分が彼をリードしなければならない。

惚】(うぅ〜…すっごい恥ずかしい…)

爆発しそうな心音を堪えながらも、精一杯の笑顔を見せる。

惚】『蓮さま…お背中流します…』

上ずりそうな声。
恥じらいと不安が入り交じる弱々しい眼差しで、恐る恐る襟元へ手を伸ばす。

布地に感じる温かさも、肌の感触もリアルすぎるの。

ゆっくり丁寧にネクタイをほどく。
上着を預かり、シャツのボタンに手を掛ける。
少しずつはだけてゆく胸元を意識しないように目を伏せた。


惚】(ぅ〜〜ッ

無理ですぅ!
恥ずかしくて死んじゃう!!)


葛藤しながらも、妙な責任感と好奇心に促され、惚乃花はプレイを続行させた。







振】『ふぅ〜ん…なるほど〜…ちぐひさんの評価が高いのも納得できますねぇ、ハイ。
ンふぅ〜大したものですぅハイ』

振股は別室でダッチワイフから送られてくる情報を整理していた。

といっても映像を見ているわけではなく、プレイ内容から【舌技】や【スタミナ】といった各ステータス項目をAからFで格付けする作業だ。
これはお客さんが写真の他に指名を決めるための情報として後悔される。

また公開されてはいないが、パセラを卒業すると担当の教官から就職先へ通知表が送られる。
通知表の評価もまた時給やバック、手当を考慮されるにあたり大きな影響を及ぼす。


振】『んふぅ〜…これは…稼ぎに期待しても良さそうですぅハイ。
んン〜いいですよぉ〜是非我がメイドソープを盛り上げて欲しいものですぅ、ンうっふっふっふ…』

振股はいつもの思案顔でほくそ笑みを浮かべた。
風俗なだけに、この上なく…やらしい。
すっごく嫌な感じがして薄ら寒い…がこれも本人のキャラなので致し方ない。


プレイデータを一通り整理し終えると、振股は再び惚乃花もとい【双葉】の元へと向かった。








―――ピピッ


惚】『…?』


プレイを終え、休憩を取る惚乃花。
不意に着信と同時に振動するDIOに注意を取られた。
メールが届いたらしい。

しかし妙なことに送信下は見覚えのないアドレスだった。

惚】『なに…これ。
えっと…masani-gass.dane@…


……振股さん?』

十中八九、振股に違いないアドレスからのメールを開く。




双葉

スタミナ 80
舌技 140
指力 100
アクション 110
リアクション 130
腰力 90
絞力 90
マニアック 200
M度 95%
S度 5%
特殊 110

総合ランク C

業務的な内容…と見せかけてかなり卑猥に思える文面。

惚】『…!!?

えっ こッこッこれはッ……??!!

何っ… なんなのォ?!?』

惚乃花は顔を真っ赤に染め上げ、一人であたふたと騒いだ。

データを送る…確かに聞いていたが、改めて数字や文章にされると相当恥ずかしい。

惚】『いやぁああー!!
何コレ!何コレ!何コレぇぇぇッ!!


れッれれれ 蓮さまぁ〜〜〜〜ッ!!』



偽蓮】『ふッ…なんだい惚乃花、それでは私がまるで【レレレのおじさん】みたいではないか』

惚】『うッさいよ人形!!

あぁ〜〜〜んッ

蓮さまぁ………ぐずっ』


ぐずりながらも、惚乃花はちゃっかりダッチワイフの電源をオフにしていた。
抜け目ない…



それと同時に部屋のドアがノックされる。


振】『双葉さぁーん、私ですぅ、振股ですぅ、
入りますよぉ〜?』



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