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新感覚RPG Sexual Fighter(本編)
◆また例の…◆
惚】『わざわざキャラ作ってるの?なんのために?』

振】『ンフゥ〜ッとりあえず後はコピーを作りますぅフッフッ。』

さらなるスルーで別部屋に案内された。ここが実際のプレイルーム…つまり接待部屋らしい。仕事はコピーがするので今後は殆ど惚乃花が足を運ぶことはないが、コピーを作る際にはやはり実際のプレイが出来なければいけないのでここに通される。
ご奉仕コースなら[自室]と呼ばれる御主人様の自室といった設定の部屋へ。
夜這いコースなら[使用人部屋]と呼ばれるメイドの部屋といった設定の部屋。
他にもイタズラコースなら[応接間]で客役のコピーも用意出来る。

惚乃花が連れてこられたのは一番ノーマルな自室タイプの部屋だった。そこにはパセラで訓練に使ったのと同じ、超リアルなダッチワイフ♀用があった。

惚】『やっぱりコレですかぁ…』

惚乃花はちぐひに教えられた通りにダッチワイフのうなじにDIOの赤外線機能で蓮の情報を送った。

振】『ンフゥ〜フッフッ…え〜使い方に詳しいみたいで助かりますぅ…。では、さっきのチップをうなじのスロットに入れたらDIOで操作出来ますからぁ…コピーしておいてくださいぃ〜宜しく頼みますぅ。』

背中を丸め妙に斜めに首を傾げながら大袈裟に両手を広げ頭を下げると、振股は人差し指を立てて何かを思案するような表情のまま去っていった。

惚乃花】『…じゃあ、さっさとやっちゃいますか。』


ダッチワイフは輪郭や髪型、肌の色などを変化させ、蓮を忠実に再現しはじめた。
テキトーだった目鼻立ちも特徴をしっかりと捉えながら変形してゆく。

数十秒でダッチワイフは本人と勘違いしてしまう程精密な蓮の複製となった。

これからこの偽蓮にプレイすることで、惚乃花のプレイデータをセーブする。
より濃厚、濃密なものにするには、やはり恋人そっくりの容姿や思考回路をしていたほうが良いということで提案されるのだ。
客に対しても【恋人に接する】ようにプレイすることになるので何かと都合や評判もいい。

ちなみにこのリアルダッチワイフはある程度高ランクのものだと容姿だけでなく性格まで設定できる。
しかし忠実に再現されるのは【実際の性格】ではなく【(本人が)認識している性格】なため願望的なものが混じったりなどして、必ずしも正確とは限らない。

惚乃花が使うダッチワイフもその類いで、ダッチワイフは見た目だけでなく立ち振舞いや仕草まで蓮に酷似した…というよりもはや本人にしか見えない。

偽蓮】『惚乃花…そこで何をしているんだい?』

落ち着いた物腰なのに誘惑するような官能的な声色。

惚】『あッいえ…』

ダッチワイフとわかっていても緊張してしまう惚乃花。


偽蓮】『こっちへ来なさい』

そう言って偽蓮は自らの方向に手を煽り、惚乃花を誘った。

堂々とした態度…品格のある眼差し…サドッ気たっぷりの表情…全てが蓮そのもの過ぎて胸の内が熱くなってしまう。

キュンと疼く気持ちを抑え、平常心を保ちながらそれに従う惚乃花。

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あきゅろす。
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