Espressivo(完結) 14 髪は…取り敢えず奇妙…とだけ言っておこう。 肘の所まで伸びた長い白髪で漆黒の深い黒瞳。 身長は日本人として有り得ない。 うん、こいつは外国人だ。 だって普通の男子高校生が190aも有るわけない。 …と、まぁ転入早々(変な)友人も出来て、 俺は今、学校の廊下にいる。 嫌、別に立たされてるって訳じゃなくて普通に。 そう、今日は転入初日。 担任の話しによると隣の席は康輝らしい。 運命感じちゃうぢゃん(笑 「一橋、入って来い」 そうこう考えているうちに教室の中から声がかかった。 俺は小さく一つ深呼吸をして扉に手をかけた。 さぁ、今日から新しい生活の始まりだ。 俺は再度小さく深呼吸する。 「初めまして、一橋 尚樹です よろしくおねがいします」 新しい生活への期待を込めて。 . [*前へ] [戻る] |