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篠田学園-1部-
3



「じゃ,終わりー
明日っから授業だからな」


号令をかけて授業終了

…と同時に有紫が寄って来た


「一緒に帰ろ,馨夜」


キャーーー


「有紫さまと…」

「王子様っ」

「汚れる」

「はぁ!?どこがっ」

「寧ろ篠田が汚れるっ」

はいぃ!??


なに,この会話…(汗




まぁ,俺はクラス全員に嫌われている訳じゃないらしい


嫌われてるのは大方,チワワみたいなちっちゃいの位だけっぽいし


身長が高かったり,
顔がかっこよかったりする奴らは大体味方してくれてる様な…


「有紫…行こ」

うん,なんか面倒臭い結論に辿り着きそうだったから途中で思考回路をストップさせた



「じゃあね,篠田」


「あぁ槇,また明日な〜」


槇と別れの挨拶を交わして教室の出口へと歩を進める


「あ,篠田じゃあな!!!」

「須賀なんか気にすんなよっ」

「何だって!??僕よりヲタクなんかをとるの!??」

「明日も来いよ〜」


クラスの美形集団から声が掛かった

途中,変なのも
混ざったケド…(汗

「あ,あぁ
じゃあなぁ〜」

吃りながらもどうにか返事をする

ってヵ,転校初日でこの雰囲気ってなんだよ…


「良かったな」


コツン と小突かれて振り向いてみれば嬉しそうに笑む暁の姿


「何がだよ
ってか,何ニヤニヤ笑ってんの
キモい」


「うわっ,心配してた人に対してこの態度?」





「…冗談だよ
いつも心配ありがと」


「い〜や
んじゃ,気をつけろよ」


軽く笑むと
暁は有り得ない位上機嫌になって,
去って行った




.

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