篠田学園-1部-
5
「まず、12階にある特待・準特専用フロア
ここは…まぁ、部屋の中に居るならこれほど安全な場所はない」
「部屋限定?」
「あぁ、理由の一つに“生徒会”がある
あいつらは特待・準特の集まりと考えていい
まぁ、普段は13階にもある生徒会役員専用の自室いるんだけどな…」
「顔良し、頭良しで部屋2つ持ち?贅沢だな…」
「まぁ、この学園だし
ついでに言うと12階からはカードキー必要だから
学校より生徒会に近付きやすい
んで、少しでも生徒会と仲良くしてると告げ口され
親衛隊に話しがいく」
だから立入禁止〜
と言いながら修吾は俺に抱き付き、頭を撫でる。
抱き付くの好きだなぁ〜
「ってか俺首席なんだけど」
そう言った瞬間、
修吾は頭を撫でていた手をピタリと止めた。
「よりちゃん?」
「…忘れてた…」
修吾は大きな溜め息をつくとへなへなとソファーの上に崩れ落ちた。
「まぁ、大丈夫じゃね?
俺強いし」
俺が慰めるように言うと、突然修吾はムクッと起き上がって真剣な表情で口を開く。
「強姦とか、レイプとかされんのもう嫌だろ?」
「…え……?」
修吾は小さく苦笑すると、戸惑う俺の口にキスを落とした。
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