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篠田学園-1部-
2



「で、その頭は何?」


「過保護な義父の影響?」


修吾に案内されて入ったそこはやっぱり豪華だった。

その豪華な部屋にあるソファーに、俺と修吾は何故か隣り合って座っていた。


「あ〜…」


俺の言葉に気まずそうに顔をしかめる修吾。


「因みに、この学校の理事長サマ」


「篠田理事長!???」



「そ、猫かぶりで
めっちゃ親馬鹿だよ〜」


俺がふざけた様に言うと修吾は溜め息を尽きながら俺の頭を撫でてくれた。

俺、これ好き。




でも今はそんな場合じゃない。




「ってか……
なんで俺と話してくれんの?」


恐る恐る問う。



「俺、逃げたんだぜ?」



そう告げると、修吾は不思議そうな表情で俺の頭を撫でた。



「あの場面じゃ、逃げる以外に保身の方法なんて無かった
っつうか、人間少しは逃げねぇと息詰まるぜ?」



「でも……」


「はい!!!!
この話し強制終了っ
寮の説明するから頭切り替えなさいっ」



修吾はニカっと笑うと立ち上がり、奥の部屋から大きな地図を持って現れた。


折り畳んでA4サイズって事は相当デカっ…


「何それ?すっげぇデカくない?」

「これ、寮の地図vv」

修吾の発言に俺は言葉をなくした。




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あきゅろす。
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