篠田学園-1部-
寮にて
「あ゛〜……」
うん、もう驚かねぇ。
寮の前で俺は立ち尽くす。
無理もないだろう。
俺の前には、大きなお城があるのだから…(泣
「取り敢えず寮監んとこ行こ…」
俺は狭いよりはいい、と一人勝手に納得して
巨大な高級ホテル(寮)の扉を開いた。
案内図通りに歩いて着いたそこはやはり豪華で…
「勇さん、相当な量の金巻き上げたんだな」
そう思わざるをえなかった。
「仕方ねぇ」
コンコン
「すみませ〜ん」
………
ガタッ
「!????」
………
ガチャ
「お〜………誰だ?」
「………よりちゃん!?」
全寮制男子高の寮監室から、不振な物音を立てて出て来たのは
知り合いでした。
「その声……馨!??
なんでここ…ってかその格好………」
口をぱくぱくさせながら唖然とした表情で見られる。
この、ピアスが異常なくらいに付いて
緑がかった黒髪の男…
寄居 修吾[ヨリイ シュウゴ]はButterflyの玄武…シュウイだ。
「中入れて〜」
目立つと告げれば直ぐに中へ案内してくれた。
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