篠田学園-1部-
4
「Stevensonって…」
唖然とする暁。
当然だ。
Stevensonと言えば、世界でも有数の電化製品の会社。
んで、ロイドはそこの次男。
「おそらく、貴方の想像しているStevensonで合ってますよ」
ロイドの顔を見て暁は、冷や汗を垂らしながらもロイドの手をとる。
「日本語がお上手なんですね……」
「馨夜の為に頑張りましたから
まだ半年なので敬語しか話せませんけど」
俺の為に半年で日本語をマスターしたと言うロイドにはどこか威圧感があった。
顔が強張ったままの暁を見て苦笑するジェニファーとジェームズ。
変わんねぇな…なんて珍しく感傷に浸っていると、不意に俺からクリスが剥がれた。
《うし、二年分補充完了
人の電話散々無視しやがって、覚悟は出来てんだろうなぁ?》
悪魔が再び神臨した瞬間でした。
《いや、昨日は学校がありまして…》
後ずさる俺をクリスは楽しそうにホールね隅に追い詰める。
《煩い、口答えすんな
俺が悪いっていうのか?》
《いやいや、そうゆうわけじゃ…》
《がたがたうっせぇな
黙らねぇとケツの穴に腕突っ込んで直腸引きずり出してやんぞ、コラ》
恐っ
クリスならホントに遣りそうだから余計に…
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