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王都学園

風紀委員長室につくと、沢山のご馳走が用意されていた。



「お前らいつの間にそんなに仲良くなったんだ?」

「なんだか和むな」


青柳様に指摘されてなんのことかわからなかったけど、幹が「紅林様が和むそうだからこのままね」と言うから手を繋いでたことだときがついた。


案内された席はお二人の前のソファだった。

仲睦まじく座っていられる二人を見られて僕は幸せだった。それに、幹もそうらしかった。











「青柳様、紅林委員長、今日はお招きありがとうございました」

「紅林様、会長、ありがとうございました」


二人でぺこりと挨拶するとそれぞれ二人が僕らの頭を撫でてくださった。



「お前らいつ見ても可愛いな。並べて置いときてぇ」

「帝、いくらお前でも幹はやらないぞ。まあ、確かに椎名も可愛いらしいが」

最後にこんな言葉を言われて部屋を出た。











「しーな君、楽しかったね!」

「………うん」

「お二人とも色気があってドキドキしちゃったよ」

「………うん」

「どうしたの?具合悪い?」

「………あのね、」

「うん?」

「今日は…………呼びに来てくれてありがとう!!!」







幹の言葉を聞く前に僕は走って逃げた。




自室について、一息つくと落ち着いた。


―――幹の手、柔らかくてあったかかったな……











【椎名が走り去った後の幹】

しーな君が………顔を真っ赤にしてた………。
かっかわいかった!!!!


どっどーしよ………なんかドキドキしてきちゃった…………。


そっ、そうだ!
紅林様に相談しよう!

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あきゅろす。
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