SS 片手には携帯ゲーム機、もう片手には… 佐山「こわれ〜かけの〜れでぃおぅ〜」 田浦「お願いだからもう黙って」 この馬鹿が歌い始めてから何分たったことか。 全然集中できない。 どうして俺が佐山のお守りばっかりなんだか……。 ほっとくとほっとくで危ないから目が離せなくて嫌になる。 こいつは図体だけが成長したただのウザイ園児だ。 まぁ……浦辺がいないだけマシか。 あのエロガキはムッツ……じゃなくて中田がどっかに連れてった。おそらく委員会かなんかの手伝いに使うためだろう。 バカズはそろうとまるで爆弾だ。 佐山「だってよぉ!浦辺いないとつまんねぇし!田浦はゲームばっかり……」 田浦「わかったよ。じゃあ一緒に鉄○でもやる?」 佐山「よっしゃあ!そうこなくっちゃ!俺キングつかう〜」 田浦「わかったから早く準備しなよ」 構ってやると途端に目をキラキラさせるんだ、このバカは。 そういうこいつだから、ゲーム一筋な俺はたまには構ってやりたくなるんだ。 片手には携帯ゲーム機、もう片手には… 君のコントローラー [*前へ][次へ#] [戻る] |