焦れっと一年間
番外編
「今日体育、中だな」
「バスケがいい………!」
「松野バスケ部だもんな」
「上手いのか?」
「まあね。三島はなんでもスポーツできそう」
「うんうん。海斗って運動神経良すぎだよな」
「そんでもってヒロは何においても平均値だよな。ふはっ」
「爽やかに笑うな!平均値だってある意味すげえんだぞ!」
「だよな〜、笠木って普通すぎてすごい」
「あ、ウインナーもーらい!」
「笠木ぃぃいい!」
「ヒロ、ごはんつぶ鼻についてる」
ヒョイパクって表現しかしようがない。
彼女にやってもらいたいお弁当時の仕草ナンバースリーに入ることを!海斗の野郎、不良の癖にナチュラルにやりやがった!!!!!
「俺のウインナー…………てか!三島は普通にやりすぎだ!お前は笠木の彼女かっ!……………あ、三島に“お前”とかいっちゃったし…………!!!!!ばかさぎー!」
勝手に興奮して混乱する松野。確かに今のはツッコミたくなるけど。
「彼女はヒロだろ。俺、彼氏がいい」
「いや、ツッコムところちげぇし!」
「(三島気にしてない…ほっ)てか鼻にごはんつぶとか普通はつかないから!どういう食い方だよ平均値の癖に食べ方異常値かよっ!」
「松野ってけっこう面白いこと言うんだな」
「たったまたまついただけだ!松野うぜぇ!!なにより海斗うぜぇ!」
「おだまり!お子ちゃま。だいたい、三島をうざいって言えるの笠木だけだろ…………!」
「よしよし」
なぜか満足そうな海斗。頭撫でてくるし。計り知れない不良だ。
気のせいかも知れないけど、最初の頃より海斗は雰囲気が和らいだ気がする。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
というバツになった本編。
続きません(笑)
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