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美人は鷲宮(ワシノミヤ)って言うのか。
鷲って言うより、白鳥みたいなのに。

私は陽の後ろから鷲宮副会長へ目を向ける。



「悪いね、陽。君がそんなに執着している姿を見て、会長が興味をもってしまってね、」

とチラリと私を見た。
やっぱり綺麗な人だと思った。

「私は鷲宮英斗。生徒会副会長だ。よろしく。さっきも目が合ったね。私も会長同様に君に興味が出てきたよ」

「あっさっきはスミマセン。不躾でした。失礼かもしれませんが、副会長があまりにも美人でしたので」


度重なる衝撃に、疲弊していた私は正直に喋ってしまった。




「ハハッ。だってよ、英斗。こいつ、お前に惚れたんじゃねーの!桐之院も失恋だな!アハハハ」

会長は変なことを言うと、爆笑し始めた。
金髪が小刻みに震える。
美形は爆笑しても美形なのは、陽で立証済みだ。



「はっ、全くバ会長ですね、八王子会長は。紀一が副会長に惚れた?バカバカしい。紀一、俺と鷲宮先輩、どっちが綺麗だ?」



美形三人の視線が私に集まる。陽で美形は慣れてるはずなのに、顔が赤くなる。

いたたまれないけど、ここで答えないといけない気がしたので正直に答える。

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あきゅろす。
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