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陽はカルボナーラ。
星弥は刺身らしきもの。

相変わらずBL談義をしている。
私がさっき怒ったので、あくまでも静かに。

本人たちも、周りに趣味がバレるのは本意でないらしいので、それもあるだろうが。


私も私でボケーッとさっきの美人の姿を思い出していた。
生徒会役員相手にまずったなぁ…と。不躾なことをしてしまった。
仮にも全校生徒の前で挨拶した身だ。

うーん、考えすぎだよねと自己解決してみる。





そんな事を悩んでいたせいで、私は過ちを犯してしまった。

この誰が見てるかもわからない食堂で。




「ねぇ、きい。卵一個ちょーだい」


陽は私の冷やし中華にトッピングされているゆで卵を指差した。


私はそれを自分の箸で一つ摘み、陽に向けた。

「はい」


陽がそれを食べようとした時、周りがざわめいた。

陽はかまわず私の箸から卵を食べた。


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あきゅろす。
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