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「で、星弥は何見てそんなに興奮してたの」
「美形×不良」
ああ、聞かなきゃ良かった。
「星弥ってばいつから不良受けに走ったんだよ!俺は平凡受けしか認めない!」
「ばっかいえ〜、平凡受けはもちろん大好物だけど、不良受けほどおいしいものはないぜ」
「だっから美形×不良よりもヲタク×不良のが萌える」
「腐った話すんな。煩い黙れ。うるさくするなら俺から離れろ」
たった今うるさくするなと言ったばかりなのに、BLの話をするとすぐに熱くなりやがった馬鹿二人を黙らす。
二人はハッと我に返り、静かに食事に取りかかった。
星弥が見ていた方に顔を向けると、生徒会長とやたら美形な人たちがいた。
――生徒会長と美形集団
ということは、生徒会の集まりか…
生徒会役員が勢揃いしてるからの騒ぎだし。
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