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いじめはなくなったけど、陽といると気苦労が耐えなかった。
見ての通りの美少年だったし、誘拐とか襲われたりと大変なことも相次いだ。
ケンカの仕方を教わっといて良かったと、いじめられたことに対して感謝したこともあったくらい。
そんなハチャメチャな日々も、陽が全寮制私立男子校に行くことになり、終わりを告げた。
陽と離れるのは、最初は寂しかったけど、平和な中学ライフに私は喜ばずにはいられなかった。
目立つ陽と一緒にいてやっかまれることはないし、いじめとか面倒は起こらないしと良いことずくめだった。
陽も陽で私と離れるのは嫌がったが、例の『腐』の道に進んでいき、楽しくやっているようだった。
しかも、中学三年間全く会わなかったわけではなく、陽は連休のたびに帰ってきていた(そして私にBL小説を薦める)。
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