羊日和
2014-11-20(木)
あなたがいて、
あなたがいて、
わたしは映画を知りました。
あなたの言葉に、
わたしは生き方を学びました。
あなたが生きている、
それだけでわたしは幸せだったのを、
あなたがいなくなって、
改めて気づきました。
私は高倉健さんに小学4年のとき、八甲田山を観て初めて出会いました。もちろんビデオででしたが、幼い心にも目にも心にも深く印象を残した作品であり、初めて俳優さんを好きになった瞬間でもありました。
あまりテレビを見なかった私が初めて好きになった自分の手の届かない存在でした。
健さんが好きで好きで、たくさんの映画を観ました。健さんの映画以外もたくさんたくさん観ました。
おかげでたくさん、好きなものが増えました。
人が思うよりずっとずっと深いところに、健さんはね、私の中でずっとずっとともにあったのです。
初恋にも似ていて、父の存在にも似ていて、俳優という表現者の姿勢を尊敬し、師にも似ていて。
今はただ、哀しくて哀しくて哀しくて、気が緩むといつでもどこでも泣いてしまいそうになり、涙をかみしめて……鼻水を流しています。
高倉健さん、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。
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