日記
絶対可憐チルドレンのアニメ、漫画感想。
後日々の色々な出来事をかいてきます〜。
2008-11-27(木)
夜の道歩く時(兵×皆 SS)
夜の道を歩く。
その時少しさびしくなる。
でも横にいる人の存在をかんじる。
するとほらさびしくなくなる。
闇の中、一人でずっと歩いていて。
でも隣にいる人の存在を感じると、少しだけ温かくなる。
「……あのさ、兵部」
「なんだい、皆本君♪」
「頼むから……一人の時間くらいもたせてくれ」
チルドレンたちが、実家に帰っているとき、彼がすること、掃除、洗濯、料理、つまり家事が全般。
いい嫁さんになれまっせ、と思ったりする。
僕はにやりと笑い、そして彼の作る料理を味わう。
「文句いっても、ボクの分をつくってくれるだけ、優しいなあ、皆本君は」
「ただのついでだ」
誰かがいる食卓ってのもいいもんだ。
「おかわり!」
彼は渋い顔をして、僕の差し出すお茶碗にご飯をよそう。
「どうして、ここにくるんだよ……薫たちはいないんだぞ……」
「君に逢いたかったから」
ボクがいうと、彼はうっと息をのむ。
この台詞は殺し文句らしい、どうも彼はこういうストレートさに弱いらしい。
「……冗談も大概にしてくれ」
「冗談じゃないけど」
「……ほら」
「ありがとう」
ボクは彼の差し出した茶碗を受け取る、ご飯が大盛りにされている。
ボクは彼の作った肉じゃがをはしでつつきながら、にやりと笑う。
「いいお嫁さんになれるよ」
「……うるさい」
彼が渋い顔でボクをみる。
でもこんな時間さえもボクには幸せだ。
一人夜の道を歩いていて。
ずっと一人きり。
でも彼がそばにいてくれれば幸せを感じる。
こんな……時が続いてくれればいい、ずっとずっとずっと。
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