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Diary 徒然にあった出来事とか描いてます。たまぁに自分絵を投下します(^Q^
2011-11-20(日)
消化不良(小話)


ろじしろ。





沈む、沈む。


体が鉛のように重い。

ごぽりと、空気が口から水上へと上っていく。
それに反するように沈んでいく、からだ。


このまま僕、どこへ行くんだろう。


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「みんなで裏々山に栗拾いに行かないか?」

左近にそう誘われて、僕は嬉々として行くと即答した。

だって今は嫌だった座学のテストが終わった昼休み。
クラスも僕だけ違うし、休日以外でみんなの時間が合う事がなかなか無かった。
何よりずっと勉強ばっかりだったから早く体を動かしたかった。

前委員会中に栗が沢山なっている木がいっぱいある所を知っていると言ったら、左近に「しろ、案内を頼む」って言われた。
(いつも頼ってばっかりだったから、逆に頼られて凄く嬉しくて、浮かれてたのかもしれない。)


外出届を4人分を小松田さんに渡して、僕達は裏々山を目指した。



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「な、しろ……まだか…?」
「結構遠いな…てか、体育委員会は毎回こんな険しい山道を走ってんのかよ…」
「みんな頑張って、あともうちょっと」

人が通らない、自然に出来た山道を肩で息しながら登っていると、栗を守っているいがいががころころと転がってきた。


「着いたよぉ、みんな」
「…おー」
「こりゃ取り放題だな」「いった!初っ端からいがいが踏んだ!」

その場所は後ろは崖でちょっと危なかったけど、栗が沢山なってて、背景に紅葉した山々が見える凄く良い場所。

みんな疲れてた事を忘れたように拾い始めた。
もちろん、出遅れた僕も。

「しろ」
「ん?なに、ろじくん」
「お前、あまりはしゃぐなよ。来慣れてる場所だろうけど危ないからな。採れる所から採ってけよ」
「えへへ、大丈夫だよぉ」
「…油断すんなよ」


いつもドジな僕をいつもろじくんが心配してくれる。
ろじくんが言うに、僕はいつもどこか抜けていて柱にぶつかったり巻物で味を滑らせて危なっかしいらしい。

(確かにそういう所もあるかもだけど、ここは委員会で何回も来ているから逆に僕が3人を心配していた。)





それからしばらく、僕達は夢中になって栗を拾った。

「おーこりゃ豊作だ」
「このいがいがであほのは組をからかってやろう」
「ほどほどにしとけよな。乱太郎から僕の所に苦情が来るんだから」

みんな大方採り終えた頃。
まだ籠に余裕があった僕はまだ落ちてないかと辺りをうろうろし始めた。

山の降り方も熟知していたし、体力には自信があったから沢山持って帰れるだろう。
そしたら、食堂のおばちゃんにお裾分けしよう。夕食に栗ご飯が出たら、みんな喜ぶかな。

なんて、ふふっと笑いながら探していると、木の上にまだ沢山栗がなっていた。ちょっと高いけど、委員会のいけどん木登りより訳ない。


よいしょよいしょと登っていくと、枝の先端にあるいがいがの中に、沢山の栗が見えた。よし、あともうちょっと……



何かがみしり、と軋む音が聞こえた。


「四郎兵衛!!」

ろじくんや久ちゃん、左近の慌てる声と、自分の体がふわっと浮く感覚。
空から下へと移る視界。

いつの間にか3人の姿が無くて崖の下の川が見えた。

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オチが思い付かなかったので消化不良として日記にアプ。

今度ちゃんとしたろじしろを書こう。
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