DIARY
2008-05-29(木)
ラスト・フレンズ第8話
『最後の手紙』
ちなみに最後の手紙は、瑠可とソウスケの二通がありました。
どっちなんだろう?
視聴率は18.8%
『なんか、悩んでるなら言って欲しい。
俺には何でも言えるって、そう言ってくれたじゃん』
『うっせぇんだよ!
人にはな、死んだって、絶対に言いたくないことがあるんだよ!』
って、7話をところどころ切ったシーンとスタッフロールが流れて、今週は始まりました。
初っ端から、瑠可は不動産会社のオッサンと引越しの話をする。
なんとも半年後には海外に行くらしい!
朝、ミチルがタケルと自分の分の弁当を作っていた。
だけど、それでエリーが何となく何かを感じ取る。
流石女の勘!(笑)
だけど、タケルをゲイだと思っているエリーは疑問に思う。
ミチルはタケルのアシスタントとしてメイクアップアーティストの仕事を学び始めた。
しかし、ミチルが前回告白をしたせいで、二人の関係はぎこちない。
そこでミチルは、『この前のことは気にしないで欲しい。辛かったり、寂しかったときに側にいたいだけ』だと告げる。
その晩、みんなでお好み焼きを焼いているとき、タケルは所属する事務所の社長もミチルのことを気に入っているのだとみんなに伝えた。
『よかったね、ミチル。
これからは、仕事で辛いことがあったり、嫌なことがあったら、タケルに相談するといいよ。先輩なんだから』
『うん』
久しぶりの瑠可からの優しい言葉にミチルは嬉しそう。
けど、今日の瑠可はなんだか元気がない感じ。
そんなとき、ソウスケが庇った子がソウスケの手紙を持ってやってきた。
ちょっと…可愛い。
その手紙にはミチルへの想いと今入院していることが書かれていた。
それを見た瑠可は、罠だと一刀両断し、ミチルに渡す必要はないとエリーに言う。
だが、エリーはそういわれたものの、ソウスケの入院する病院を訪ねた。
ソウスケが本当に入院していることに驚きながらも、昨日の手紙をつき返した。
そんなエリーにソウスケは今まで書いた手紙をミチルに渡して欲しいと言う。
だけど、エリーは渡さないと言うが、ソウスケは『君は優しいから』と返した。
同じ日。瑠可のカウンセリング。
『シェアハウスを出ようと思っています』
『そうですか』
『誰も知らない場所で、新しく生活を始めたいんです。
落ち着いたら、いずれ、海外に行こうと思ってます。
できれば、そのとき手術を受けたいと思っています』
『何か、焦ってるんじゃないですか。
それにまだあなたを性同一性障害だと診断できているわけでもありません。
今の段階では性別違和症候群と呼ばれる症例にあたります。
どうしてそんなに急ぐんですか』
『苦しいんです。
大声で叫びだしたいぐらい苦しいんです。
でも、今カミングアウトすることは、すべてを壊すことになるから』
『すべてとは限らないんじゃないですか。
一番すぐ側にいる人に、ありのままの自分を認めてもらいたい、人間なら誰もが願うことです。
その切実な思いが少しでも満たされれば、あなたもあえて出て行きたいとは思わなくなるんじゃないのかな』
パソコンのカルテは僕と同じ感じ。
先生も僕が言ったことをパソコンに打ち込んでるし。
一方、家に帰ったエリーはその手紙を一通一通目を通す。
中には前回同様、ミチルへの愛が書かれていた。
するとそこに、オグリンがやって来て、温泉に行こうという。
しかし、予約しようと思っていた旅館は全部満室だった。
そこで、インターネットで予約状況を調べようと言うことになり、瑠可のパソコンを借りることになる。
このとき、エリーは瑠可が閉じ忘れた『性別適合手術』のページを見てしまう。
そしてそれをタケルに伝えるのだった。
『性同一性障害?』
『瑠可のパソコンを開けたらいきなり出てきたの。
アクセスして閉じ忘れてたらしくて…』
『だから?』
『瑠可がそうかもって感じたこと全然ない?』
『俺はないよ、全然』
『そっか』
『エリーこそ、付き合い長いんだから分かるんじゃないの?』
『ん〜考えてみたこともなかったからな。
いや、うん、でも、多分違うね。うん。林田さんと付き合ってるし。うん。
それに、こんな良い女がすぐ側にいるのに、そんな目で見られたことないし』
『なるほどね』
家に帰った瑠可は部屋の様子が少し違ってるのに気付く。
ちゃんと置いておいた雑誌が床に落ちていたのだ。
そこで、風呂上りのオグリンにパソコンのことを訊ねる。
んで、エリーがパソコンを見たことに気付いた。
仕事を終え、エリーとタケルは一緒に帰宅して、ポストの中にあった郵便物を持って家に入る。
その郵便物の中には、不動産会社から瑠可宛てに送られてきた封筒があった。
『瑠可。興明不動産って?』
『うん。サンキュー』
『なんなの?』
『引っ越そうかなって思って』
『引っ越す?
え?えっと…じゃ、ここを出てっくってこと?』
『そうだよ』
『どうして』
『バイクのためだよ。そっちの方が練習場に通いやすいし』
『だけど』
『わたし、もともと一人が好きなんだ。こういうところで、人に気を使って暮らすのって、向いてなかったんだ。
窮屈だし、もうこりごりなんだよ』
そんな引越しにショックを受けるタケル。
仕事場でいつもと様子が違うタケル。
それに気付いたミチルはどうしてなのか、と訊ねた。
訊かれたタケルは、瑠可が家を出て行くことをミチルに伝える。
ミチルも酷くショックを受けた様子。
その夜、エリーは瑠可を庭に呼び、ソウスケの手紙を処分する。
『でもなぁ…う〜あたしはさ、絶対の愛とか信じないわけよ。
今までいろんな男と付き合ってきたじゃん。
一時はパーっと燃え上がっても、終わってしまうとなんだったんだあれって思うしさ。
だから、あたしはずーっと愛してなんて言わないし。そんなこと相手に求めるのは野暮だって思ってた。
でも、この手紙読んでると、なんかさ、絶対に変わらない愛、みたいなのが、この世のどこかに存在するかもって思えてくるんだよね。不思議なことにさ』
『馬鹿だな、エリー』
『馬鹿?やっぱ、そう思う?』
『自分が苦しいからって、好きだ好きだって気持ちをこんな風に、叫び散すのって愛だと思う?
時には自分の気持ちを抑えて、相手のために引けるのが愛だと思うけど。
さあ、火付けよ』
ソウスケのラブレターが火に包まれていく。
やがて、それは灰へと姿を変えるのだろう…
燃やし終え、ダイニングに戻ってきた二人のすぐ後にミチルが家に帰ってきた。
『おかえり』
『瑠可、ここを出て行くって本当なの?』
『え?なにそれ、本当に?』
『うん。もう契約してきた。
明後日引っ越す』
『すごい急じゃん。どうして?』
『いろいろとあるんだよ』
『みんなで仲良くやってきたのに、どうしてなの?』
『そういうのに飽きた。
人と合わせるのが、面倒になったんだ』
『私…瑠可がいないとやっていけない…
心細いよぉ…』
『タケルがいるじゃん。エリーもいるし、大丈夫だよ』
『大丈夫じゃないよ!』
『大丈夫になってもらわないと困るんだよ!
あんたの面倒一生見切れないからさ…!』
私…瑠可がいないとやっていけない…心細いよぉ…なんて好きな人に言われたら…僕も決意揺らぎそー
眠れずにリビングに下りたミチルは、瑠可のマグカップを手にしたまま、沈みこんだようすのタケルの姿を見てしまう。
そこでミチルはタケルが瑠可が好きなのに気付く。そんなミチルに、タケルは『優しい気持ちで言ってくれたのはわかっているから困ったりはしていない』と返したのだった。
『なんで瑠可は行っちゃうんだろうね。
どうして一人になろうとするんだろう』
瑠可が引っ越す前日、ミチルたちは瑠可の送別会を開くことにする。
仕事を終えたミチルは、送別会の準備をするために家に戻るとタケルに告げたが、タケルは用事があるらしく美知留と一緒には帰れないのだという。
タケルは林田監督のところに向かった。そこで、タケルはソウスケが貼ったビラの内容を知ってしまう。
引越しの準備をする瑠可はみんなとの写真を見る。
それはまるで思い出を大切に仕舞い込もうとしているようだった。
外でシェアハウスを眺める瑠可。そのときミチルが帰ってきた。
家の前には引っ越し業者の車が停まっており、荷物の積み込みが行われていた。
瑠可はみんながいない間にこっそり一人で引っ越すつもりでいたのだ。そんな瑠可とミチルは、学生時代の思い出が残る公園まで散歩した。
『この公園で、雨で濡れている私を瑠可が見つけてくれたんだよね。
あの日、瑠可に会えていなかったら、私は今頃ダメになってた。ソウスケのところを出る決心がつかなくて…
瑠可の言ったとおり、私も一人でやっていけるようになろうと思う』
『二度とあいつのとこ、戻っちゃダメだよ』
『うん』
『ミチルにはもっとふさわしい男がいるよ。タケルだっているし』
林田監督のところから戻ったタケルは、瑠可の部屋で瑠可が書いた手紙を見つける。
そこには、瑠可が一度はタケルに告白しようとしたものの、結局言うことができなかった秘密が書かれていた。
その手紙を読んだタケルはシェアハウスを飛び出し、瑠可の後を追うのであった。
『タケルへ。わたしは福生で半年ほど過ごしたら、海外に行こうと思ってます。向こうである手術を受けたいと思っている。
タケルにだけは本当のことを伝えときます。
わたしはね。本当のわたしは―』
『タケル。ありがとう。好きだって言ってもらえて嬉しかったよ。
あの時、打ち明けとけばよかったんだけど、勇気がなくていえなかったんだ。
好きだなんていわれて、びっくりした。
でも、その分欲が出た。タケルに幻滅されたくなかったんだ。
面と向かって言うのはやっぱり怖い。だから、手紙に書くことにした。
わたしは今まで人に自分を偽って接してきた。
でも、タケルは…タケルはわたしを好きだって言ってくれた初めての人だから。わたしに心を開いてくれた人だから。
だから、あなたに嘘はつけない。タケル、わたしはね、本当のわたしは―』
ミチルは瑠可と別れる寂しさを必死に抑えながら、瑠可に握手を求めて別れた。でも、瑠思いは可の後を追いたいような?
そこに息を切らしてやってきたタケルは、瑠可を引き止めようとした。
『行くな、瑠可!
手紙は読んだ。気持ちは分かった!
何で俺に答えられないって言ったかも。
でも、それでも俺は!
俺は、俺は瑠可が好きだ!
人間としてか、女としてか、どっちかなんて訊くなよ。
俺にだってよく分からないんだから。
でも、俺は、瑠可を支えたい。
瑠可がどんな風に変わっていくとしても、それを側で見続けたいんだよ。
瑠可を見失いたくないんだよ!』
そういってズンズンと近づいて瑠可を強く抱き締めるタケル。
瑠可も抑えていた思いが溢れだしたかのように、タケルにしがみつきながら声を上げて泣いた。
ミチルは、そんな二人の姿を遠くから呆然と見つめ…
『私はその時、一つの愛が生まれるのを見たんだと思ってた。
瑠可、私はあなたのことを知らなかった。
こんなにも大切なあなたのことを…』
うおー泣ける!
だって、普通に瑠可を女だと思ってたら、タケルは瑠可を抱きしめられなかったんだよ!
抱きしめることができた=瑠可を男だと認識することができたってことじゃん。
感動する。タケルはもう親友だね☆(笑)
なんでも話せる友達は一人はいたほうがいいし。
これでカミングアウト成功だ!
んで、タケルは瑠可がミチルのことを好きなんだってことに絶対に気付くと思うんだよね。
ってことは…まさか、間に入って仲を取り持ってくれるんじゃね?
しかも、今回はミチルから瑠可に攻めてたし(ぇ)
その大切が親友から変われば良いんだけど…
次回
私をもう自由にして。
好きな人ができたから。
俺なんてダメだ。欠陥人間なんだ。
俺と瑠可とは友達だよ。
死ぬまでずっと変わらない友達。
私、好きな人ができたの。
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