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DIARY

2008-05-17(土)
ラスト・フレンズ第6話(携帯版続き)

『そっか。だから、ミチルちゃんに気許さないさないんだ、瑠可は』

『へ?』

『瑠可ってホント、ミチルちゃんのことが好きなんだね』


エリーの『人間って白か黒かだけじゃないから』って発言はさ…
表向きはミチルの優柔不断さをやんわりと認めてるようなものだけど…遠まわしには、瑠可も含まれてるの分かってるのかな?
凄いいいこと言ってんだよ!
人間の性は男と女に必ず二分されるわけじゃない、つまり…灰色があっても良いって事。
それって、簡単に言っちゃえば、僕や瑠可のような人間を肯定してるってことなんだよ。
タケルにカミングアウトするよりも、エリーにすればいいんじゃないかな。
否定されないし、まあ…あんなこともないだろうし…
いっそう、瑠可とエリーが付き合えばいいんじゃねぇー?(ぇ)




ところでソウスケって……
子どもには優しいんだけどなー
なんで、他の人には優しくできないんだろうね?
虐待を受けているらしき子にパン分けてあげるとか…
それが他人にも与えられれば、瑠可とも良い友達になれたのかもしれないのに。


ジムでトレーニングしている瑠可の元に電話が。
絶対にタケルからだよー


『はい』

『今森林公園の側にいるんだけど
 自転車が急に壊れちゃってさぁ〜
 修理に来てくれないかな?』

『なんで?
『なんで、わたしがそんなとこまで?』

『んあ〜修理屋まで持っていけないんだよ。
 遠くて。
 あの、来てくれたら、美味しいものご馳走するから』

『気味悪いな〜』


気味悪いな〜と言いつつも、ちゃんと工具持って修理に行く瑠可が素敵だ!(笑)



『瑠可ー!
 こっちこっち!』

『おう』

『なんだ、これ?』
(二人乗りの自転車を見ていう)

『あのさ、このブレーキがキコキコ言うから、ちょっと油差してほしんだよね』

『ごめんね、わざわざ』

『二人して何やってんだよ。
 てか、なんだこの自転車』

『え?サイクリングだよ。ね?』

『うん』

『こんな天気もいいし』

『一応、点検しましたけど?』

『あ、あのね…このタイヤの滑りが悪いような気がするんだよね
 あ、ちょっと乗って確かめてもらえないかな?』

(そういわれて、怪しい二人乗り用の自転車にまたがる瑠可。
その後ろを示し合わせたかのようにミチルが乗る)

『普通に動くじゃん』

『あ、本当だ。
 よし!出発進行!』

(動き出す二人乗り用の自転車
漕ぎ出すミチル、瑠可はこがないで足をあげてる)

『ちょ、ちょっと! 
 何やってんだよ、なんだよ、これ!
 待ってよ!

 何だよ、これ!
 待ってよ!』

『岸本選手、追いつかれました!』

『はぁ?』

『ぐんぐん差を開けられます!』

『チクショーっ!
 テメーなんかに負けてたまるかーっ!』
(後ろで楽しそうなミチルの笑い声)

『マジで抜かすよ。マジで抜かすっ!
 マジで抜かすーっ!

 待てよー!タケルーっ!』


そして、屋根のあるベンチみたいなところで三人で昼飯を食べる。


『美味しいもんってこれかよ。
 サンドイッチじゃん』

『うん。美味しいでしょう?
 青空の下で、最高でしょう』

『美味しいな、私は。
 懐かしいし。ね、学校抜け出して、よく公園でお昼食べたよね、二人で』

『そうだね。でも、学校嫌いだったな。
 制服も、全部』

『いつもジャージだったよね、瑠可』

『スカートなんかはいてられるかよ』


『瑠可。ごめんね』

『何で謝るんだよ』

『私のこと、見てるとイライラするんでしょ?
 どっちつかずで、フラフラして』

『そんなことない。
 そんなことないよ』


仲直りした感じ?
このシーンが一番和む(*^_^*)
示し合わせて自転車に乗るところとか…マジでナイス!
ラスト・フレンズ ベスト3位に入る勢いだ!
でも、そもそも…あの変な自転車とタケルの自転車があるあたりで…怪しもうよ、瑠可…
三人いなければ、サイクリングができないってことに。
まあ、ミチルがいたことに瑠可が動揺してたことでいいか!(笑)


瑠可のモノローグ

『ミチル、知ってる?
 わたしがあなたから目を逸らしてしまうのは、いつまでも見続けていたいから。
 あなたに優しくできないのは、あなたを失うのが怖いから。
 この穏やかな時間がいつまでも続くといい。できるなら、いつまでも…』

流れる曲が切ない。
ピアノの穏やかな旋律が。モノローグどマッチして…
ここ、凄い共感した。分かる!分かるって感じ!



『でさ、正直どうなの?
 彼と別れられそう?』

『ソウスケといるとね、自分がどんどんなくなっていく感じがしたの。
 いつも自分よりソウスケの気持ちを優先してきた。
 そうするとね、自分が今感じているのか、何が好きで、何が嫌いか、本当は何をしたいのか、そういうことが分からなくなっていくの。
 そうやって、大抵のことには慣れちゃうの。
 でも、最後まで嫌だったことがあるの』

『何?』

『彼が瑠可のこと悪くいうこと』

『へぇ…なんて言うんだ?』

『あんなヤツ、女じゃない、とか』

『っはは。いや、まあ、言われてもしょうがないよな』

『おい。どっちの味方だよ』


ここ、伏線だよね?
瑠可に対する(笑)
その後、岸本家にまで姿を現すソウスケ。
ああー思った通りじゃん。


で、瑠可は母の日にカーネーションをプレゼントする。
なんか、瑠可のお母さんって変なキャラだよね(笑)

あら〜ありがとうってなんか近所のおばさんみたい。
いや、おばさんなんだけど(笑)

そして、ソウスケがポストにいれた手紙。
……あいつ最悪だよな。
瑠可自身がまだ家族にカミングアウトしてないのに。
これじゃ、し難くなったじゃん。
親友だと言っていた親父さんがああーなるんだよ。
言える訳…ないよな…


『瑠可、あなたそういうこと書かれる覚えがあるの?』

『ああ。女子で抜群の記録で優勝したから、恨まれてるんじゃないかな?
 女同士の嫉妬ってすごいからさ』

『そういうことか』

『もしかして、ちょっと本気にした?
 あ、わたし男っぽいからね』

『そんなことないよ』

『お母さんいつも言ってるじゃない?
 あなた普段から言葉遣い乱暴過ぎるのよ。
 そう言うところも人様の恨みを買うのよ』

『はいはい。分かりました』


そんな嘘を言わないといけない。
本当は、そうだよって言いたいんだろうな。
他のところで見たけど、何で岸本家の反応はあんな感じだったんだろうって書いてあったけど…これが普通。
瑠可の場合、両親は22年間、瑠可を女の子として育てて来たんだよ?
それが突然…実はわたし…男なんだ、って言って、簡単に受け入れられるわけないじゃん。
それで、家族と縁を切ってしまう人もいるぐらいの問題なんだよ。
ごくたまに理解のある親もいるけど、最初はやっぱり否定すると思うけど。
そのうち、段々と理解して、親も応援してくれるようになる。
そこまで行けば、親も一緒にカウンセリング受けるとかもあるかも。
僕としては、瑠可の父親はそうあってほしい。


投げ込まれてた瑠可の心を傷つけた紙。

        あなたの娘、岸本瑠可は

       女の体の中に男の心が入った

           バケモノです。

  男のようないやらしい目で親しい女のことを見ている。

        歪んだ精神の持ち主です。

     嘘だと思うなら本人に確かめてください。




とぼとぼと家に帰る瑠可。
帰ってきた瑠可をミチルが出迎える。
この間の仲直りもあったし…更に中を深めようとするような…行動?


『あ、おかえり』

『ただいま』

『コーヒー入れよっか?
 あ、DVD一緒に見ない?
 今日、駅前で借りて来たんだ。会員登録して』

『ごめん。今日は疲れてるんだ』

『あ…そう…』

『おやすみ』


あの瑠可が自分の部屋の扉を閉めたときの音が響く。
なんか…開いてた心の壁が再び降りてきたような…
扉越しなのにな…扉を挟んで二人はいるのに…
届かない。瑠可は手を伸ばしても、ミチルには届かない。
ミチルはどんなに近くにいても、瑠可の中には入り込めない。

ウタダさんの曲が切ない。


『どうしたの?』

『分からない。自分でもよく分からないの
 ただ、なんとなく寂しくて…
 私、やっぱりここにいないほうがいいんじゃないかな』

『なんで?』

『瑠可に許されてない気がする』

(瑠可が出てきた。思い直してかな?)

『そんなことないよ。
 もし、ミチルちゃんがここを出て行ったりしたら、瑠可悲しむよ。ものすごく悲しむ』

『タケルくんは瑠可のことがよく分かるんだね。
 私は…ときどき瑠可が分からなくなる。ときどき、壁を感じるの』

『壁?』

『瑠可とは、ずっと昔からの友達だし、大事にしてくれてる。
 でも、瑠可の心のどこかに壁があって、その中には踏み込めないの。
 ごめんね。よく分かんないよね…ごめん…おやすみ』


また、例のアクセントがいい主題歌が流れる。
いいな、このアクセント。ピアノだけじゃないなー
バイオリンも入ってるのかな?
ミチルも分かってんじゃん。瑠可が凄く大切にしてるってこと。
僕ら、人間は心を開けっ放しにしてることなんてない。
必ず、核心部の扉は閉まってるんだよ。そこに入れる鍵を持ってるのは本人だけで、普通誰も入れない。
僕は誰にも本心なんて言ったことがない。
そう思うと、僕と瑠可って本当によく似てる。
同じ苦しみを持ってるだけじゃなく…
言ったら、嫌われるんじゃないかっていつも思ってる。
昨日まで友達だったのに、今日は他人なんて悲しいから。


『タケル。ミチルが言ってた事はホントなんだ。
 わたしは、心の中に壁を作って、そん中に人をいれない。
 なんでかってさ、ほんとの自分知られて、嫌われるのが怖いからなんだ。
 わたし…今まで人に隠してきたことがある。
 誰にも言えない秘密がある。
 でも、タケルには聞いて欲しい。
 聞いてくれる?』

『ごめん。その前に一つだけ…俺も瑠可に話したいことがあるんだ。
 いいかな?』

『何?』

『瑠可を見てると思うんだよな。
 俺に似てるって。
 俺も、小さいときにあることがあって、それをずっと人に言えずに苦しんできた。
 でも、今言いたいのはそんなことじゃない。
 もっと大事なこと。
 瑠可…俺、君が好きだ。
 君のことが好きだ』


瑠可のショック受けた顔が忘れられない。
カミングアウトしようとしていた矢先なのに。
タケルになら言えると思ったのに。
結局…瑠可はタケルに言えないんだろうな。
告白されて言えるわけないよ…
というか……この脚本家さん…瑠可に対してドS過ぎねぇ?





次回

『ソウスケと別れようと思う。
 別れたいの』

『瑠可がずっと好きだった人って…』

『うっせぇんだよ!
 人にはな、死んだって、絶対に言いたくないことがあるんだよ!』
(モトクロスのユニフォーム着たまま、シャワーを涙を堪えながら浴びてる瑠可)

『好きになっても…いいかな?』


上から、やっと決意したのかミチル!
ミチル…勘違いだよ!それ。瑠可が好きなのはソイツじゃない!
…三番目。これってやっぱり…あれなのかな…

最後、やっぱり死ぬのはタケルなんじゃね?
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