SS×Short Short
2009-04-07(火)
隣には君―CCS―
―さぁ
はらはらと頭上に舞う桜の花弁を見つめながら、さくらはエアーメールの封を綺麗に開いた。
そこには、誕生日を祝う言葉と、桜を象ったネックレス。
太陽に照らすように掲げると、光と重なってきらりと一瞬光った。
小学生のとき。
気づくと隣には、いつも小狼君がいた。
不器用で、真面目で、頑張り屋さんで。
差し出された手、かばう背中
いつも優しさに溢れていた。
自分の気持ちがわかったとき。
私たちは、離れ離れになってしまった。
嬉しくて、寂しくて、大好きで。
月に2回の電話、ポストに届く手紙
いつも待ち遠しくてたまらなかった。
そして 今―――
「なにしてるんだ?さくら」
「懐かしいなーって見てたの」
「…それっ///」
「小狼君が初めてくれた誕生日プレゼントだよ」
会えなくて 寂しくて
でも君だから 我慢できた 信じれた。
いつまでも 君と僕
いつまでも 僕と君
この季節を共に歩いていきたい―――
―春隣―
(離れても 離れても 君と僕は春隣)
『春隣』熊木杏里
――――――――
離れてしまった恋人を春に思いやる歌…だと思います。
離れても、またひとつの花になる。
遠くにいても想いあう2人って素敵だと思います。
激短文&変な文章ですみませんんんorz
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