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日々精進
ギターリスト向け音楽理論です。
2007-01-13(土)
初級理論・13日目

 さて、今日からいよいよメロディーに関する勉強を進めていこうと思う。今日はその為の第一歩である、【音階】について。

【音階】
 音階(Scale)とはある1つの音から始まりその1オクターヴ上の同じ音までに並べられた音の階段のようなもののことを言う。音階には長音階、短音階などを代表とした様々な種類が存在するが、それについてはまた後ほど解説していくこととする。


 さて、今日は数多い【音階】の基本となる【長音階】の勉強である。


【長音階】
 長音階(Major・Scale)とは、Cから始まりCで終わる幹音(白鍵)のみの音階を含む、それと同じ音程差で進行する音階のことをいう。


 以下を見て頂こう。

 (C#/Db)(D#/Eb)(F#/Gb)(G#/Ab)(A#/Bb)

 上に記した赤い文字で書かれた音は、Cから始まりCで終わる幹音のみの音階、つまりC Major Scaleなのだが(括弧に記した白字の音は派生音、つまりは黒鍵の音である)、これを見て解る様にCとD、DとE、FとG、GとA、AとBの関係は全音であり、EとF、BとCの関係は半音である。

 つまりは全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音の進行をしていることが理解できるであろう。

 この進行こそが、長音階の進行であり、これと“同じ音程差で進行する音階”全てが長音階である。というわけだ。

 因みにこの進行を基準としたScale Degreeというものが存在するので、それも一緒に憶えて頂きたい。


【Scale Degree】
 Scale Degree(スケール・ディグリー)とはScale(音階)を表す時に使用される記号で、Major Scaleの主音(第1音)をI(ローマ数字の1)として、それ以降第2音をII(2)、第3音をIII(3)…と並べたものである。

 つまりは、I・II・III・IV・V・VI・VII・Iと記されていれば、このスケールの進行は、全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音の進行である。


 なぜ、この様な記号を使用するかといえば、それは移調に関係するわけだが、この辺りの説明を今しても理解しづらいと思うので、詳細は改めてしたいと思う。
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