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日々精進
ギターリスト向け音楽理論です。
2007-01-12(金)
初級理論・12日目

【オクターヴ】

 10日目の回で簡単にオクターヴについて触れたが、オクターヴの関係とは何だろうか?実は、オクターヴというのは音の持つ周波数というものが大きく関係しており、例えば440Hz(ヘルツ)という周波数のAの音の1オクターヴ上の音というのは880Hzと、倍の関係にあるのだ。勿論同様に220Hzも1オクターヴ下のAの音になる。因みにこの周波数とは1秒間の空気の振動回数のことで、440Hzであれば1秒間に空気を440回振動させているということになる。
 いまいちよく解らないという人は「蚊」の羽を思い浮かべて欲しい。あの「プ〜ン」という嫌な音、もし、蚊が1秒間に羽を440回羽ばたかせたとすればその羽の音はAの音になるということだ。理解出来ただろうか?


【異名同音】

 同じ音の高さでも呼び方の異なる場合、これを異名同音という。例えば、ド♯とレ♭は共にドとレの間にある黒鍵であるが、ドが変化したものはド♯、レが変化したものはレ♭と呼ばなくてはならず、これらは同じ高さの音でありながら、別の音と認識する必要がある。


 さて、ここまで理解できただろうか?12日をかけて学んできた音楽理論であるが、これでやっと準備が出来た程度である。しかし、理論を学ぶ上の道具を揃えられた訳だから、後はその道具を駆使して理論の壁を一歩一歩登って行けば良いだけに過ぎないのだ。

 特に、音程については今後重要な道具となるのでシッカリと時間をかけて記憶して欲しい。

 準備が整った者から順番に次に進めばよい。不安な者はここまでを何度も繰り返すことを薦める。では、準備が出来た者は、また明日。
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