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みんなの日常 更新履歴にはのりません。夢、CP混合! 溜まったら各部屋に再録予定。
2010-07-29(木)
試しup紅勾


※現パロ、途中終了












「昼飯、何がいい?」

もう少しで昼時、というタイミングで、部屋で持ち帰りの仕事をしていた勾陳の元に、紅蓮がひょっこりとやって来た。

「なんでもいいぞ」
「…それが一番困るといつも言ってるだろ?何でもいいから…」
「そうだな…」

困り顔をした紅蓮を見て勾陳は思案する。

何でもいいとは言うが、こんな暑い日の昼時に火を使って料理させるのも申し訳ない(本当に、火を使うと夏の台所はサウナ状態だ)ので、火を使わないで出来るメニューを頭の中で探す。

「…サンドイッチなんてどうだ?」

確か朝食のゆで卵が余っていたはずだし、他にも野菜やハムが余っていたはずだ。
これならばわざわざ材料を買いに行かせる事もないし、火も使わないからいくらか楽に作って貰えるだろう、と勾陳なりに紅蓮を気遣って考えたメニューだ。

「わかった。じゃあ出来たら呼ぶからな」
「ああ、すまないな」

そう言って紅蓮は台所へ戻って行き、勾陳も残りの仕事を再開した。






「出来たぞー」

台所の方から紅蓮の声が聞こえ、勾陳はお前は母親かと心の中で呟きながら台所へ向かった。


「…気合い入れ過ぎじゃないか?」
「何にだ?」

勾陳がそんな言葉を言ったのは目の前の料理を見たからだった。

せいぜいゆで卵を真っ二つに切って、他の具材も適当に挟む程度のものしか想像していなかった勾陳は、目の前の手が込んでいるであろうことが一発で分かるサンドイッチに申し訳なさを感じた。


「とりあえず、立ってないで座って食べたらどうだ?」

「ああ…お前は?」

「軽く台所片付けるから、先に食べてていいぞ」

「いや、大丈夫だ。待ってる」


座って紅蓮が来るのを待ちながら、勾陳はまじまじとサンドイッチを観察する。

よく見ればバゲットのサンドイッチがあったり、一つ一つ、使われているソースや具材が違うようで軽く売り物の域に達している気がするサンドイッチだ。

「…手を抜くというのを知らないのか、あいつ…」

そんな勾陳の声は、台所から聞こえる音に掻き消された。




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オチはまだない。(^^)
料理が上手で人に食べてもらうのが好きな紅蓮を書きたかっただけ。
この後紅蓮さんがナチュラルに甘くなる予定だっ、た?
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