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紅蓮の国イグニール
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縁日会場
By 南雲大和
2017-08-09 20:55:43
大通りから少し横道にそれた場所に位置するやや寂れた商店街。左右に並ぶ露店や所々で打ち上げられる花火が訪れた客を盛り上げている。
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By アルシァラ
2017-10-02 23:12:10
【置きレス】

然り、さらばその仔らもお前を慕うて水に踊り、時に歌を聴かせよう。
…未だならぬ、おいで。置いていかれとうなくば。
(腕に幼な子、三歩の後ろに彼女の影を連れ、手招くは無欲ながらも好奇を湛えた大いなる瞳。人いきれを縫い、夜風に髪と裾とを踊らせ宵の祭を往く二人と幾つか、誰もどれもはぐれぬように天へと近い階段の先へ。一等の丸みと芳しさ、それに笑顔を振りまく店主の営む店で茶色いソースを塗りたくった丸いものを買い、決して柔らかくはない段々椅子に並んで腰掛け、空の花散る有り様を眺めながら食べるのだ。青海苔を口の端に付けて笑う姿が見られたならば、通り過ぎた屋台を再びに辿ろう。望むなら彼の王の妹君への土産ーー飾物でも風鈴でもーーを吟味し、射的の縫いぐるみを撃ち落とし、未だ明けぬ夜の夢を共にみる。夏過ぎて長きを辿る秋口の宵の刻、未だ暫し、時を忘れ重荷を忘れ、暁に東の果てが焼けるのを寝惚け眼の二匹の魚が知るまでは)
>退室

【/此方こそ、改めましてありがとうございました。この後無理やりお泊まりコースで紅蓮を堪能した二人的な妄想をしとうございます。金魚の名前も楽しみに。また機会が巡りました時には何卒よろしくお願い致します。】
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By ラナ・N・キュラス
2017-10-02 17:55:12
【置きレス】

…………名、ですか…。

(生まれてこの方名付けなどした事もない、左右の手に一つずつ手にした袋の中、色の異なる尾を揺らしながら夜空の花畑に浮かぶ二匹を見つめながら巡らす思考は悩ましげな物。しかしそれも間も無く再びその身を抱えられ動き始めたなら、二匹の仲間が残された水槽を一瞥してから彼女の興味の先へとオクルスは回る。見たこともない丸い物体に此方も興味を引かれればオクルスは先行して様子を窺うだろう。そんな二人の後を一歩遅れて歩む影は形の欠けたウサギを残したまま。今宵の夢は未だ醒めそうもなく、この人質が解放される事になるのはもう少し先の事となろうか。)>退室


(/それでは、以上で退室の運びとさせて頂きます。此方こそこの度は楽しい一時をありがとうございました。お話し出来て嬉しかったです。また機会がございましたらよろしくお願い致します。)
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By アルシァラ
2017-09-29 08:32:11
【置きレス】

おや、…ふふ。よい土産ものになった。礼を言う。
(黒に赤を添えた店主の心意気に目許を緩め、交渉する迄も無く、相互間納得の上の代価は小銭一枚、ポイ一つ分。小さな入れ物の中、夜天の海を悠々と泳ぎ、ぱくぱくと口を開閉する金魚二尾も、淡紫の瞳と同じく天空に咲く花の有様を眺めているのだろう。両の手の塞がった彼女の腰へ腕を巡らせ、再び抱き抱えてしまおうとする人攫い。姫抱きの姿勢から苦も無く片腕にて支える態へと加減を変え、綿飴を持ち従う彼女の影も共に連れ、迷路の如き雑踏へと踏み出す)
よき名を与えておあげ。さぁ、もう少々あの花々がよう見える位置へと参ろうか。未だ食しておらぬものもたんとある。私はあの丸い不思議な食物を喰ろうてみたい、お付き合い願おう、我が人質よ。
(流れて落つる銀冠菊、黄金色の錦冠菊、小花を添えた牡丹に柳、彩色千輪。色彩と音の競演の下、オパールの瞳が興味を示しているのは穴窪み並ぶ鉄板に転がる粉もの、――「たこ焼き」との名と味とは未だ知らず。射的や焼きそば、籤引屋台の誘惑は今は後回し、行く手先の坂道を上がり、階段小径を往けば、空の花はもっと近く、視界も開け大きく見えよう。宵宮は未だ終わらない)

【/ご返答の間につきましては全く気になる範囲ではございませんのでどうぞお気になさらず。度々長文になり申し訳ございません。長期間お付き合い下さり、まことにありがとうございました。当方としてはもう少しラナ様を独占して堪能させて頂きたい心持でございます(笑)。フェードアウト気味でもきっちり帰還でも、ご退室と〆はご気分で如何様にも。たくさんのお可愛らしい反応が拝見でき非常に愉しい一時でございました。ありがとうございました。】
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By ラナ・N・キュラス
2017-09-27 20:40:42
【置きレス】

……花火………?

(あまり馴染みのない単語に弾ける音に誘われながら一点を見つめ続けていた瞳を振り返って上げる。空に花が咲いている、正にその表現が相応しいであろう夜空の景色に意識を奪われすっかりと興味の失われた木桶を気付けば店主が手中へと収め、次に己の意識をそちらへと引き戻した時には木桶の中を泳いでいた筈の小さき魚は袋の中へと収められていて。差し出された袋は一つではなく、もう一つの袋の中には見馴れぬ赤の小さな魚。己が捕ったものではない、店主が粋な計らいをして見せたのだ。両の手を差し出し左右に一つずつの袋を手にしながらもう一度空を振り返って見れば透けた袋の水面越しに赤と黒の小さな魚が夜空の花畑を泳ぐ。)


(/毎度お返事が遅くなりまして申し訳ありません。宴もたけなわという事で、あまりにアルシャラ様を独占してしまいますのも申し訳ありませんのでそろそろお暇させて頂こうと思います。)
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By アルシァラ
2017-09-24 20:27:08
【置きレス】

(彼女自身を笑うたものではなくとも、水面の揺らぎと知らぬ顔の金魚とが水鏡に映された俯きの表情を小々波で隠すから、如何に受け止められたものかは知れず。眼にすることの叶わなかった感情の顕われを惜しむ隙も無く、木桶の池を忙しなく泳ぐ魚影を見守る横顔は、いたいけな幼な子の無邪気さに似て)
気に入ったか、ラナ?今は小さくとも糧を与え名を与え育めば、いずれ勇魚(鯨)ほどにも成ろう。
魚も独りでは侘しいやもしれぬ、もう一つ釣って参ろうか。それとも今宵の道連れは此処までとしようか。
(そんなに大きくなるもんかねぇ、などと言う店主の茶々は右から左へ流し、滑らかな黒髪の頭部を愛でる仕草で幾度か撫でて問い。何れであろうと鱗煌く黒和金は、びいどろに似た小さな透明の入れ物に泳がせ、持ち帰る事とあい成ろう。ひらりと出目金が身を翻す水音の鳴るその背後、空に大きく弾ける音が重なった。身を起こし仰ぎ見れば、咲いた火菊の花弁が今や散るのを鑑賞出来よう。散った後からまた上がる火の玉は藍塗りの空に光る蕾。弾け、円を描き咲き、瞬きのうちに幾度も散り行く)
ああ、…花火だの。宵の祭もたけなわの刻か。
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By ラナ・N・キュラス
2017-09-23 21:11:49
【置きレス】

(一歩遅れて笑われている事を理解すれば茫然と水面を見つめていた表情に僅かばかりの変化。俯けた顔に浮かぶその変化を咎める事が出来たのは此方を小馬鹿にするように優雅に泳ぎ過ぎる、己の手から逃れた金魚だけであろう。穴の開いたポイではもう釣りは叶うまいと諦め掛けた時、不意に後方から伸ばされた手が己の手へと重なればその誘いに大人しく従って、やがて一匹の金魚が綺麗な放物線を描いて桶の中へと移動していけば今度は別の意味で茫然と金魚を見つめる。)

…………釣れ、ました…。

(広大な敷地から唐突に狭くなった敷地内を落ち着きなく泳ぎ回る黒の小さな魚にオクルスは間近へと迫り、己の瞳でもよく観察しようとポイを置き空いた両手で桶を持ち上げ眼前へと。)

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By アルシァラ
2017-09-21 23:09:21
【置きレス】

ふ、はははは!
(ヒヨコ綿をちまちまと食みながら背後から見守っていたものの、真摯で鮮烈なる決戦が魚の尾鰭により破られては、思わず弾けた笑い声が店主の親父の朗らかさに被さる。茫然自失の彼女を嘲笑ったのではない、見事な尾の一撃により、薄紙を破った上に今や悠然と水底を泳ぐ黒き魚影の有り様が爽快に過ぎたのだ。何より、己のみならず自国の要人であろうとも、斯様な顔を彼女にせしめるものなどそうは存在し得ぬ。収まらぬ愉快と快さにくつくつと喉を鳴らし、肩を揺らしながら、きょとんとした面持ちの彼女の背後から、そっと紙ポイを持つ手に指を添え。地元の子供らの手元を観察していたのはオクルスだけではない、オパールの虹色もまた、まばたく以外はまなこを開けて見ていたのだから)
ラナ、ほら、急いては何事も仕損じよう。ゆるりと構えるが良い。黒き魚が好みか?私のお勧めは紅色映える仔であるのだがな。
店主殿、桶を。
(破顔から微笑みに目を細め、見守る態となっていた親父様、声をかければ小振りの木桶を渡してくれる。既に紙ポイは破れているが、彼女の手首に押し当てた指に柔い力を込めて促し、水面をのんびりと漂う和金を背後から追い立てよう。ポイの縁にて引っ掛けるようにしながら、桶の方角へーー。胴をすくい、桶中へと放り込むタイミングは彼女の加減に任せ)
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By ラナ・N・キュラス
2017-09-20 21:25:28
【置きレス】

(受け取ったは良いもののさてこの道具はどのようにして使えばよいものか。水槽を優雅に泳ぎ回る金魚達を選別すると見せ掛け紫の双眸は動かさぬまま宙に浮いた瞳をくるりと回せば、隣の子供が金魚相手にポイを奮う様をよくよく観察。暫しあってから大体の要領を掴むと己も漸く水の中へと棒先の表面を浸け、其処へ程好く遣って来た一匹の黒を認めると勢いよく腕を振り上げる。紙面に乗せられた魚は軽々しくその身を持ち上げられるも、それは一瞬の出来事。次の瞬間には見事な尾っぽ捌きで以て薄っぺらい紙面を叩き破り、開けた穴からその身を滑らせ嘲笑うかのように飛沫を飛ばしながら水槽の中へと戻っていく。)

………………。

(正に茫然という言葉が相応しいであろう、破れた紙面の隙間から戻っていった魚を見つめた状態で停止。何が起こったのか追い付けていない思考の端から店主が笑う声が聞こえてくれば、それが失敗に終わったという事なのだと漸く理解し。)

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By アルシァラ
2017-09-19 23:03:15
【置きレス】

(唐突に出現した幼女の分身に眼を白黒させながらも、きょとりとした面持ちで済ます店主は、外来の観光客に慣れているが故であろう。己の分のひよこ綿菓子が其方へと移れば、呑気に身を屈めぱくりと一口。黄色の塊を欠けさせ甘さを堪能しながらに、刃無き得物を片手に臨戦態勢に入った秘書殿の手元を眺める眼差しは興味津々。水面に落ちる影にするすると寄ってはひらと行き過ぎる赤や黒、或いはまだらな金魚達は、どれもがつんと澄ました貴婦人のよう。それらが皆、彼女の翳したポイのすぐ真下を素知らぬ顔で通過するのだが、さて)
お眼鏡にかなう魚はいようかな。
ああ、あの赤きものなぞは、なかなかに麗しき姿ではなかろうか。
(外野から笑みまじりに声をかける身は、何とも無責任なもの。飜る尾鰭こそ優美だが、少々痩せた紅色の琉金の下から、ユーモア感たっぷりのまるまるとしたランチュウが浮かび上がる。その右から水面付近をするりと横切るのは、白と黒のパンダ蝶尾だ。見ているだけで飽きぬ水槽の乱舞模様、魚影とオクルス、茫とした紫の瞳。郷愁にも似た心地を呼び覚ます夏の終わりと初秋の気配を嗅ぎながら、細めた眼で多勢に無勢の決戦の行方を見守り)
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By ラナ・N・キュラス
2017-09-19 09:58:21
【置きレス】

(此処へ来てからずっと宙に踊っていた足が地へと降り立てば風に揺れる鈴の音は意識の外側へと流れ、見つめる視線はオクルスと共に此方を挑発するように泳ぎゆく金魚へと注がれる。黙したまま暫しそれを眺め遣っていた己の目前へ、釣り道具──基、ポイが差し出されれば一拍遅れて手を伸ばそうとするも、両手が埋まっている事に気付いては伸ばし掛けた手を止め。代わりに爪先で以て軽く地を鳴らせば己の足元にまとわりついている影がふわりと舞い上がり、一瞬の内に己の隣へ同じ姿を持った影が生まれる。その姿へとヒヨコとウサギを預けると空になった手にポイを受け取り、いざ勝負の時。)

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