[
通常モード]
[
URL送信]
メッセージの編集
お名前
本文
【置きレス】 ふ、はははは! (ヒヨコ綿をちまちまと食みながら背後から見守っていたものの、真摯で鮮烈なる決戦が魚の尾鰭により破られては、思わず弾けた笑い声が店主の親父の朗らかさに被さる。茫然自失の彼女を嘲笑ったのではない、見事な尾の一撃により、薄紙を破った上に今や悠然と水底を泳ぐ黒き魚影の有り様が爽快に過ぎたのだ。何より、己のみならず自国の要人であろうとも、斯様な顔を彼女にせしめるものなどそうは存在し得ぬ。収まらぬ愉快と快さにくつくつと喉を鳴らし、肩を揺らしながら、きょとんとした面持ちの彼女の背後から、そっと紙ポイを持つ手に指を添え。地元の子供らの手元を観察していたのはオクルスだけではない、オパールの虹色もまた、まばたく以外はまなこを開けて見ていたのだから) ラナ、ほら、急いては何事も仕損じよう。ゆるりと構えるが良い。黒き魚が好みか?私のお勧めは紅色映える仔であるのだがな。 店主殿、桶を。 (破顔から微笑みに目を細め、見守る態となっていた親父様、声をかければ小振りの木桶を渡してくれる。既に紙ポイは破れているが、彼女の手首に押し当てた指に柔い力を込めて促し、水面をのんびりと漂う和金を背後から追い立てよう。ポイの縁にて引っ掛けるようにしながら、桶の方角へーー。胴をすくい、桶中へと放り込むタイミングは彼女の加減に任せ)
設定パスワード
編集する
削除する
無料HPエムペ!