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王都アモル・エーテルヌス
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貧民街
By フランドシェル
2017-04-17 01:30:52
王都内の貧困層が住む荒れた街。
ボロボロの古い家や瓦礫を組み立てただけの簡素な家が所々に建っており、飢えた人々だけでなく野犬が辺りを彷徨いている。
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By シルヴァ・レイモンド
2018-09-13 11:18:00
(磨き始めた少年を暫し観察した後に、少年が黙って靴を磨き終えると、彼に渡していた布を再び受け取り、その代わりに彼に労働賃金という意味合いでいくらかの金を渡すと、そのまま歩き出してその場を去って)>退出

(/一時退出致します。ありがとうございました)

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By シルヴァ・レイモンド
2018-09-02 20:13:23
【置きレス】

(王都の城内からは離れた場所。獣の臭いや不衛生な臭いが路地を歩いている所からでも臭って来ており、常日頃から固い表情をしているものの、その眉間には更に深い皺が寄っていき、黒いフードを目深に被って自身と悟らせない様にしながら進んでいると、まだ幼い少年が道の端に座り込んでいて、自分の存在に気がついたのか細くて頼りない汚れた手を向けてきながら『何かちょうだい』と何度もすがる様な声色で声をかけてきたものの、少年の前にまでやって来ると深紅の瞳で彼の目を見据えて)甘えてんじゃねぇよ。金がねぇなら、お前の頭や手足使って稼げ(突き放す言葉を投げ掛けながらも、自身のレザーブーツを少年の目の前に突き出すとポケットから自分が持っていた布を少年の手へと落とし、少年がどうするのかをただただ無言で見届けていて)>入室

(/新規参加のPLしじみたろうと申します。宜しくお願い致します)
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By ウロヴォロス・メドゥーサ
2018-01-07 14:15:31
【置きレス】

あら…?ねぇ、お嬢さん。これあげるから、ちょっとそこまで一緒に来てくれるかしら?……あっちでもっと美味しいお菓子をあげるわ。
(暫く歩いていると幼子の姿が視界に移り、細身であるが貧民街に住まう者にしては小綺麗だし何より好みである。静かに歩み寄ると話しかけ、そっと手を取れば彼女の掌に飴を乗せ。表情明るくする子に穏やかな笑みを浮かべ優しく手を握り細道へと誘い、そのまま少女と物陰へと消え)
うふふ…やっとデザートが食べられるわ。>退室
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By ウロヴォロス・メドゥーサ
2018-01-04 20:40:03
【置きレス】

ごちそうさま、美味しかったわ。
(血で染まった唇を舐め黒い総レースのハンカチで拭うと満足そうに告げる先にあるのはゴミに沈んだ死体、上半身は黒焦げ下半身に衣類は無く至る所に噛み跡が残り特に足の間の損傷は一段と激しく。喪服を連想させる黒衣に鍔の広い帽子と月明かりの下でさす日傘も黒でありながら首には赤い二尾らしき襟巻きを合わせたアンバランスな装い、更に不自然に揺れ動く髪に擬態した蛇達が異様さを際立たせ。ヒールを鳴らしながら歩みだせば次なる目的を探しに彷徨い、時折胸に垂れた2匹の蛇達へと話しかけ)
うーん…こってりした味だったから、さっぱりしたデザートが食べたいわ。今日はB級グルメのプランだから贅沢は言えないけど…ステンノーとエウリュアエーはどんな味のが良いかしら。あっさりした味?それとも…しょっぱい味?
(当然返事もないし2匹の意見など聞き入れるつもりもないのだが。王都に近い故にあまりしない二本足だが歩行に問題無く、己の欲を埋める獲物を求めて更に奥へと向かい<何か>を求めるように視線を左右へ動かし続けて)>入室
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By アルシァラ
2017-06-18 22:26:33
【置きレス】

えっ、一つのみ、と…?…ぬう、お前がそう申すならば我慢してやらぬ事も無い。然様か、一つか…。しからば何が良かろうかの、ピュア的な純白の麗しきものを冠すが良しか…、…ふうん?
(味見用の個数制限に酷く衝撃を受けた模様、真ん丸く見開かれた両の遊色がぱっと散るかに閃き、間の抜けた驚愕の音が半開きの唇より発され。しおしおと萎びて下がる眉と眦、両肩も背も耳も尾も脱力し重力に従って落ちる。味見係を廃されるよりはと妥協に頭を振るい、命名に用いる単語を記憶領域の抽出しより探り出すも、昼の鳩の落し物を連想する残念センス。幾つか分け合った秘密は今度ばかりはそうは行かぬ、然れど無闇に追求の手は伸ばさず、鼻に掛かる呑気で曖昧な応答)
…「ノアズアーク」。…レオ、只のパン屋が詰らねば私の許へおいで、…気が向いたらばな。…礼を言われる事は何もしておらぬ。ああ、家族への土産であろうに…、では遠慮無く頂戴しておこう。
(夢は終わり、小さくとも穏やかで暖かな宝物の傍へと帰る時。垂れる耳も小さく揺れる尾も家屋の内より漏れる暖色の光に煌々と照らされ、早くも彼を守る腕に抱かれているかの如く。ただ見るだけ、それだけの無感情な眼差しで彼の家を仰ぎ、頭は浅く傾く。一度流れた視線は眼前の琥珀の水面へと留まり、軽く腰を居る様にして囁く誘いの言葉は、先に撒いた不安の種へぽつり落とす糧の水。いつか抱く惑いと迷いの中、負と絶望の喘ぎの中で、小さな芽吹きの苗となるかは彼次第。鮮やかな橙色の果実が差し出されたのは、薄く浮かべた笑みの裏で尖る歯牙をちらりと舌で舐めたが同時。虚を突かれ、豆鉄砲食らった鳩もかくやのきょとんと呆けた表情を晒したのも刹那、直にと頬は緩んで綻ぶ。受け取った果実が暖かいのは子供の腕にずっと抱かれていたからなのだろう、橙の丸みはまるで、窓辺から漏れる明りと同じ色と温もり。別れの言葉と振られる手に小さく首肯して佇む、扉の向こうへ幼い背丈が消え、鼓膜に残る余韻が失せる迄の暫しを)
……悪い輩、か。救いで希望とは、……爪を立て掻き回してやりとうなる。
(深閑の静寂の降り来る夜の深まりに独り溢した音を、笑みも穏やかさも総て纏めて荒ぶ風が吹き上げて攫う。屈託無い呑気な顔も、飢えた爪と牙もどちらもが混在する真実。ゆらりと戯れに尾を撓らせ、然して面白くも無さそうに短く吐き出した呼気、擡げた腕の動き一つで橋も迷路も溶けて失せ。土くれへと還る夢は形跡も無く、無造作に尾を揺らす悪しき金猫もまた静穏の光の前より退き)
>退室

【/こちらこそお遊びに乗っていただき感謝致しております。尻尾をがっつりもっふもふもしたかったですが今回はじっと我慢の子。いつの日かのパフェを楽しみにしております。お相手下さりありがとうございました。】
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By レオ・フィード
2017-06-18 07:40:19
【置きレス】

そっか。パンおいしいもんね。うーん、いっぱい焼けばなくならないかな。あと味見はいっこにする!そうだよ、好きに名づけていいって。アルも自分でつけていーんだよ。へへ、だからーないしょ。(そんなに普段は食べられないもの、たまに出てくる我が家のパンは幸福の溜め息が出る程に美味しく実に納得の首を縦に落とし、それならと考えたのはこれまた安易かつ現実的な案を真面目に語った。褒められては其れはもう嬉々として尻尾がぶんぶん揺れ、悪戯に思案しようとしてるなど知らずに推していく。機嫌は良くとも矢張り秘密につらぬき通したようだが。さりげなく始まっていた競争は決着つかず、だが拘り見せずに荷を貰っては胸の元へ。次歩む迷路の途、繋がった手を此方もしっかり握っては行ったり来たり、あーだこーだと頭を悩ませながら存分に迷いの路を楽しんでいるようで。合間に交わされたレジスタンスのいない世界は受け入れがたくある現状、然し其れはきっと今より良くなった世界の筈で、まだ現実味などないけれど唯のパン屋に想いを馳せるのも悪くないかもしれない、口許がそんな緩みを見せた。そんな感じで進んでいたら、あっという間のゴール地点に顔を輝かせ間近な灯り揺らめく馴染みの建物を指し)…そだね、いらなくなるくらい平和になったらね。そしたらずっとパン屋かー…あ、見えた!あれがうちだよ。(橋を渡りきって辿り着けば達成感の息を吐いて暫しの余韻に浸る。離れた指先と背後の促しは此処で別れを示すもの、少し名残惜しく思ってしまうよう耳がしゅんと垂れたが、駄々を捏ねる年でもない。きちんと感謝を口にしてから紙袋の口を開き、やや歪になりはしたが潰れてはいない蜜柑の一つを贈ろうと。約束を思い出せばまた楽しみとして満面の笑みとなり、右手を振って少女に背を向け駆けていく。暖かな家の扉に入る前、もう一度振り返り大きく手を振ると夢の終わりを迎え、家族の元へ帰還を果たすことにーー其処からまた門限破りの心配とお小言なんかを頂戴したり何だりしたのはまた別の話である)ふぅ、ホント…でも楽しかった。アル、ありがと。これいっこあげるよ。巨大パフェはまたいこーな!手がみかくから。じゃあなー!
>退室

(/アル様の素敵な魔法のおかげでひと時の夢の大冒険をがっつり満喫でき楽しかったです!此方こそ抱えられたり抱えられたりと、アル様と触れ合えてにやにやしました。パフェはぜひにまた機会を見てお手紙したく思います。お気遣いもありがとうございます。李四様もどうぞご自愛ください!それではお相手ありがとうございました)
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By アルシァラ
2017-06-18 01:14:28
【置きレス】

美味なるものは厭わぬ、む、それでは商いにならぬでは無いか、焼いた先から直ぐに品切れとは。だが味見係は重要な任である故に…はて、困ったものだ。…好きに名付けて呼んでおるのか?ほう…、では私も何か面白き名を考えてみるか。うむ、レオは物知りだの。…………。…それに?
(せっせと仕込んだ山盛りのパンを店先に並べる前に二人して腹へ納めてしまっては永遠に開店休業状態では無かろうか。至って真面目に眉間に皺寄せ悩む素振りこそ見せたものの、自ら申し出た味見係を辞退する気配は全く無く。終いには、まぁ良いか、等と適当さを遺憾無く発揮して。ついの午後迄、レジスタンスを何処かの店名と誤認識していた古きものに比べて幼子の賢さたるや、誇らし気な態度は眩い後光さえ射して見える。甚く感心した態での賞賛の後、ならばと浅く口端を擡げ悪戯に命名してやろうという精神年齢は少年と然して変らぬ、否、それ以下のような。愉しげな子供めいた笑みは、後に続けられた言葉に静かに凪ぎ、だが何も言わず、自然な瞬きと大差無い所作で、緩りと落とした目蓋の奥に聳立の城へ向けたものと同じ無機質な色彩を隠蔽し。次に開いた時には唇は解かれ、絶えぬ柔らかさを映し出し、途切れた先を促しはすれど、返らぬならばそのまま受け入れる迄。荷を預り、小器用に身軽に昇り切ったタイミングは然程差も無く、競争は引き分け。預り物をパスしながら総毛立つ灰の仔狼に小さく笑い、ぐずぐずと溶け始めたキリンの首の終点は葉脈の小径。曲り重なる迷路の側脈は幾つも枝分かれに続いていても、家への主脈は月光受けて煌めいている。そっと伸ばした手で小さな掌を掬って繋ごうか、視界の端の鯨の四阿が空に向って尾を振るうのを見ながら。網状迷宮の屋根上を迷いたくば迷っても良い、堂々巡りしながら、首を捻りながら、態とらしく道草しながら紆余曲折に幾らでも歩こう。――それでも何れ辿り着いた最後は、大きく上向きの弧を描く一本線のアーチ橋。彼の家の門前僅か数メートル手前の位置がゴール、夜空に構築された遊技場はこれにてお終い)
…レジスタンスなぞ無い方が良かろうに、お前が大きゅうなるまでには…。…今宵はよう遊んだものだ、件の礼はまた今度に。…お行き、よく食べ、よくお眠り。御休み、レオ。
(言葉少ない独白は彼の者達に憧憬と尊敬と希望を抱いている彼には酷であろうか、だがいつか、レジスタンスなぞ必要の無い世が来れば、――等とは何の気紛れか。渡り切った橋の袂、地へ足を下ろしても其処から先へ己が進む事は決して無い、握ってくれていたならば手指ほどいて離し、静かに背中を押す様にして見送ろう。門を潜り、扉を開け、暖かな光の中へ見えなくなるまで)

【/当方もそろそろ〆の方向へと考えておりました、もう少し、もう少しとついお引き留めしてしまいました。繁忙期に加え気候温度も不安定な季節ですね、どうぞお身体おいとい下さい。パフェはお時間よろしい時にいつか、ご都合難しければ後日行った態にして下さっても。レオ君とべたべた遊ばせて頂き満足感いっぱいです! 長々とお付き合い下さりありがとうございました。】
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By レオ・フィード
2017-06-17 21:28:38
【置きレス】

アルもパン好きなの?二人して味見してたらパンなくなりそう。アークはオレが勝手につけたレジスタンスの名前だよ。レジスタンスって名前じゃないんだって。(身を挺してくれた彼女も無事であるなら安堵のうちに立つ自身、何となくパン屋になる夢が追加された所で味見と称し、二人で消費していく様もまた楽しそうではあり、笑みが溢れた。そんな想像から一旦離れて当然自分にしか分からない名前の由来について、えっへんとばかり得意げに語るもレジスタンスが名前でないことを知ったのはごく最近。手伝いはするもの実際きちんと働いていない幼子に稼業とやらの大変さは今いち実感湧かず首を僅かに傾ける。思い起こすのはヒーローにありがちな設定ばかり、そんなことばかり宣ってはただの憧憬と思われても仕方ないかもしれない。然しレジスタンスへの思い入れは強いようで口調に熱を帯び、ある意味盲信にも似た少年を突き動かす感情は本人も自覚にないまま、又子供らしからぬその言葉の意味を果たして分かっているのか否か)そーなの?でもほら、ふだんはパン屋に見せかけて、実はそのしょーたいは!ってやつ。え?うーん、アークはこまってる人をたすけて、悪いやつをやっつけるんだ。ここにいる人にとって、それは『すくい』で『きぼう』なんだよ。それに…やっぱないしょ。おお…あっ、オレもオレも!(もう一つだけ、理由を口にしようとしたが不自然に途切れさせ止めてしまう。意地悪する訳ではないけれど、自分の中でもはっきりとは言葉に出せない其れを密やかに仕舞い、へへ、と誤魔化して笑った。キリンへと向かう為ににょきっと伸び整えられた足場に声を漏らし、少女の手により導かれて其処へと渡る。聳えるキリンの首をまじまじと見上げていると、競争との言葉を拾っては耳がひく、と反応。競争とあれば何事も張り合いたいお年頃か、だが先にスタートした少女を見ては自分も早く登らんと駆け寄った…はいいが、手荷物を失念しては片手にするかどうするかと迷う間に先行く手から気遣いが差し伸べられ。それはそれで彼女が登りづらいのではなかろうか、と地味な葛藤は短く終わり、結局甘える事にしては素直に荷物を預けようと其れを押し上げた。両手でしっかり掴み、途中ちらりと後ろを振り返ると通って来た道はいつの間にか消え、其れをも目に焼き付けては帰宅を前に進むのみである。登頂を果たした達成感と、近づいた我が家の明かりがほんのり見えた事に頬が緩み、預けた荷物を受け取らんと両手を出す。次に進むべき道をノアズアーク一直線に定め示していたら、軋む音から首が動けばびっくりして毛が少し逆立った。思わずのビビり行動を隠すそうと不自然な声音になりながら速い一歩を踏み出していこうと)ありがと、アル…じゃ次はあっちで……っわ、!?あ、はは…い、いこーぜ。

(/つい名残惜しく帰宅をずるずると延ばしてる最中ですが(笑)当方仕事の繁忙期に差し掛かりそうですので、そろりと〆る方向で宜しいでしょうか?)
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By アルシァラ
2017-06-16 23:55:15
【置きレス】

うむ、大事無いならば良き事。お前がパン屋になったらば味見係をしてやっても構わぬぞ、朝は得手では無いが、焼き立ての美味なるところを…、…アーク…、アーク?とは、何ぞ、…レジスタンスの名か…?
(時は夜分、他所様の屋根の連なる高みでの事、くつくつと漏れる笑いを密やかに喉奥へ収めるのは魔物なりに気を使っての事であろう。相手が無事と見ての安堵もあってか、先程得た互いの転がりようと浮遊感が酷く気に入ったらしい。あちこち打つけはしたが然程痛みを覚えるようなものでは無く、裾を払って立ち上がり、彼の選んだキリンの首の方角を見上げ。パン屋推奨は己が摘み食いをしたいが為とだだ漏れのいかにも親切ぶった申し出の後、きょとりと両眼を丸くする。そういう名であるのか、彼が好きに付けた想像のものであるのか判別付かず、幾度か舌の上に転がして反芻し)
良いか、レオ。稼業を掛け持つはそれなりの苦労というものが…、…何故レジスタンスになぞなろうと思う。お前の目にはそんなに良きものに見えておるのかの、…ふむ、天辺まで競争するか。…荷は平気か?
(年上ぶってーー実際年上なのだがーー説教じみた口調で悟す自身の事は完全に棚に上げている。この国の現状と現実を思えば致し方無い事なのであろうか、併しただの憧憬か真摯なものか計り兼ね、微かに眉を寄せて訊う。但し、レジスタンスは稼業では無い。首の長い動物を模した奇妙なオブジェは右斜め前方の位置、とんと爪先で今立つ蓮子の葉の床突いてやれば、屋根からひょっこり生え突き出た細い茎がゆらゆら揺れ出し、振動は小から大へ、やがてゆうるりと大袈裟に撓み曲がって其方の方へとお辞儀する。タイミング良く跳び移れば、聳える鉄と瓦礫の積木のジラフはもうすぐ其処、惑うならば手を取って導こう。足掛かりも手掛かりも万全なジャングルジムのような遊具は、天辺に丸い球を備えたアンテナみたいな二本の角まで生えている。独り言めいた呟きが終る前に、もう手も足も梯子の首に取り掛かっていて、少し登った高さの位置から振り返れば既に、象のスライダーも蓮葉も、過ぎた道は夢の様に消えてしまっているのが見えよう。腕が塞がっていては難儀であろうと、己がひと時荷物持ちをするつもりで右手を差し伸べた。天辺まで上がり切れば少し近付いた彼の家の灯りが強みを増して望めるものか。背後に遠い巨城の輪郭は霞んで朧、後戻り出来ないのも、生の道程と同じ。二人が登頂を果たすを待ち、ばっちんと長い針金の睫毛を瞬かせぎりぎり軋みながら会釈する長首は、彼の希望の方角へと道を渡す事だろう)
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By レオ・フィード
2017-06-16 20:32:46
【置きレス】

(猫の鳴き真似が聞こえては自分が振ったことながら一瞬きょとんとし、其れから可笑しそうに笑みを結ぶ。魔に潜む少女の正体など欠片も気づかない少年は、影に揺れ突く尾の動きも彩る穏和な表情も、そのままの意味でしか受け取る事は出来ない。レジスタンスが具体名と出されてもそれは同じく。此国の人物ではないらしい彼女がレジスタンスをどう思っているか分からないが、声の温度に差は感じたもの其れを窘められた風にはあまり感じず、だから隠し立てせずに素直に認める。憧れではあるけれど、ただそれだけの理由ではない夢は思いもよらなかった職業と比べることになり、何故か迷う羽目に。毎日あの香ばしい匂いが嗅げて、然も食べられるなんて…正確にはパンを売る仕事なのだが、其処は安易な頭で直結している模様。うぬ、と迷った唇はすぐに良い案を思いつきぴょこんと尻尾が立ってそれを知らせる。自身が勝手に名付けた名称と共に)うん、いつか入るんだ。パン屋?うーん…毎日パン食べれるのはうれしいけど…じゃあパン屋やりながらレジスタンス…アークになる!(しまった、と思った時には顔面から滑り台ゴーになる筈が、後ろから伸びてきた手に身を支えられ、その手の主は間違いなく彼女であるからしてまた助けられた事になる。と思ったのだが。落ちていく様は変わらず、仲良く一緒に滑り台ゴーは今度こそ。なだらかな坂を止める術なくごろごろと転がり行く二つ、胸に抱く袋は折り目をつけて締めていた為蜜柑が転がり落ちる心配はなかったが、転がり落ちているのは己が身の方。其れでもいつの間にかすっぽり抱えられ、不安定ながらの安定した身の置き所は矢張り彼女のおかげであろう。但し心構えの出来ていなかった自分は、間近に聴こえる愉しげな歓声に乗じる暇なく、困惑と舌ったらずな声で名前を叫ぶ)えええ、あ、あるー!?…はぁ、びっくりした。ゆかいって…ぷっ、あははは!アルのおかげでね、だいじょぶだよ。んー、じゃあこっちにしよう!(そうしてトドメとばかりに身が放り投げられ、綺麗な着地とはいえないゴールを以って長くて短い象の路が終了する。止まった事で暫し放心したように地面にぐったりとし、支えてくれていた腕がなくなると呆けた顔を向けた。存分に楽しんだらしい少女の反応を思い出し、遅ればせながら笑いが込み上げては噴出と同時に声が弾け響く。確かに驚きはしたが、怖くはなかった事。寧ろちょっと楽しかったかもしれないと、今だからこその実感を得て意外と身軽に立ち上がる。まだ続く道は多数、選択を任されてはあまり時間を掛けずして指差した方向はキリンの首のよう、理由は特になく直感で選んだだけである)
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