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独り言

嫉妬
By ねぎりんご
あの人の側で話し笑う姿。
二人の関係が変わってくれて嬉しい
その気持ちとうらはらに沸き上がる気持ち。
嫉妬？嬉しいはずなのに？

二人の後ろ姿が昔の彼女に見えて寒気がした。
昔見たような気持ちがまたやってくる。

その後に違うと気がついた。
またその後に違う憎悪がやってきた。

あの日彼と寝ていた彼女の姿。
「はっきり言いなさいよ」
言いたかったけど言えなかったあの時。
声も出さずに涙だけ流したあの時。
今の私の居るべき場所をわかってるから何も言えるはずなんて無い。
彼女には確実な未来がある。私には今確実な未来には出来ない。
未来を取り上げたくはない。
今ぐちゃぐちゃにしているのは私。
間違った事をしているのも自分勝手で巻き込んでるのも全て私のせいだから。
何も言えない……

気が付かずにそうしていて欲しい。
知っていてやってたとしたら…
あの日が頭の中で何度もリピートした。

長くぬるま湯に浸かってたからこんな気持ちになる事忘れてた。
恐怖。こんな事思いたくもない。

３人になっても私は話す事が出来なかった。
話しをしだしたらきっと私はこの事を言ってしまうだろう
さらにその後も何も言えなかった。
何か話しをしたら泣いてしまいそうだったから。
もうあの時の様には泣きたく無い。


間違いなく自分の思い込みだ。それはわかっている。
今回は絶対あの時の様にはならない。
二人を信じる。
それは変わらない。
それでも一人になると涙が流れた。

嫉妬しているのはどっちに？
二人ともが私にとって掛け替えの無いものでありかえの効かない人。

折角のよい関係が壊れるのは嫌だ。
だけど……私の心は嫉妬に狂う。
理不尽な葛藤。
子供を見つめてまた少し泣いた。

こんな母親でごめんなさい。

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