独り言 夢(のぞみ)への手紙。 By ねぎりんご 私がのぞみを殺してしまってから3年と数ヵ月。 私達の夢であり望まれて出来た子供だから「夢」と書いてのぞみと名付けました。 名前の通り私たちの夢であった事には今も変わりないけど産んであげる事が出来ませんでした。 妊娠か発覚した時私は10代。 新しい仕事に精一杯慣れようとしている時でした。 始めて妊娠が分かった時一番思った事はやっぱり「嬉しい」でした。 けど、仕事もしていなかったパパと私では育てて行く自信がなかったの。 たくさん泣いたけど貴方が出来た事に後悔はしていない。 産めなかった事に後悔しているだけ。 そして今私はコウちゃんにその全ての思いをぶつけている。 今も命日の9月3日にはのぞみの事を思い出します。違う日でも思い出すけどね(笑) 性別も解らないけどやっぱり親バカだから絶対可愛かったと思うし(笑) ちょっとオカルト的な話しをすると、私の側に今でも居てくれて有難う。 でも、私はパパの方が心配なの。 多分貴方をこの世に産み落とせなかった事を1番後悔してるのは貴方のパパだから。 あの時のパパの姿見せてあげたかったなぁ。 だからパパの事もっと見てあげてね のんちゃんと話しが出来たらきっと一番の相談相手になるんだろうな。頼りない母親だね もし、いつか私が貴方を産み落とせるチャンスが来たら私の所に戻って来てね。 今の私を見て嫌だと首を横に振ってるかもしれないけど、私は死ぬまでのぞみを第一子だと思っています。 昔の日記が出て来た。その内容も恥ずかしいけどのぞみに見せるね(笑) 私の予想ではパパにも似てるけどママ寄りの顔付きをした女の子。 性別がちがっても愛は変わらないけどおねーちゃんとしてコウチャンを可愛がってね。 いつか来世でも良いから貴方に会える日を心待ちにしています。 [編集] [1-10表示] [戻る] |