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はにゃーん的独用小説板
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幻のレモン鳥を追え!!
By 焼酎
2007-08-15 10:24:21
ある日のはにゃーん
皆は変わらず騒々しい・・

tカラ「・・ってかさ、皆、本とか読んでるの?」
無限「勿論だ。本は知識を得る為の手段の一つだからな。」
レモ「相変わらず細かいなぁー無限は。」
焼酎「最近図鑑を買った・・んだけど。」
ダス「何の図鑑??」
レモ「おにゃのこの図k(ry」
楓「変態おやじは黙っとれ」
レモ「ぐへ」
無限「で、何の図鑑だよ?」
焼酎「・・鳥の図鑑なんだけどさ」
tカラ「なんか珍しいのでも?」
焼酎「うん。それは・・」
「「「「「それは?」」」」」

「・・レモン鳥」
レモ「(*ノ∀`)
tカラ「思わず吹きそうになる名前だなwwww」
無限「可哀相な名前の鳥だな。」
楓「へぇ・・。どんなの?」
焼酎「えと・・・、はにょーん半島ってとこにいてて・・捕まえて売ったら・・6000万円」
レモ「ななななんだtt」
無限「成る程」
tカラ「・・いっそのこと、皆で捕まえに行こーぜ。」
無限「阿呆か・・」
楓「えー;;はにょーん半島なんて聞いたことないよ。」
焼酎「石川県の北にいけばあるそうな。」
無限・tカラ「「近っ!!」」
レモ「決まりですな。」

こうして一同は捕まえに行く支度をしに戻った。
911SH
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By 焼酎
2007-08-16 22:50:25
ーー暫くしてーー


無限がやってきた。荷物
は少ない方だった。必要最低限の準備をしていた。

無限「何と、俺が1番乗りか。」
?「残念。私が1番。」

楓だった。荷物は普通な方。飲み物が多いように見えた。

無限「いや、別に1番にこだわってるわけじゃないがな。」
楓「無限は可愛いげがないんだよ。」
無限「別に構いませんが。」

・・そうしていると、奇妙な声が聞こえてきた。
「うへへへ・・・」
何やら重そうな荷物を抱えてきた者がいた。

レモン屋だ。

レモ「うへへへ・・無限も見る?」
無限「遠慮しときます。」
レモ「もぉーつれないなー」
レモ「あっ、楓も見r」

思わず無限がレモ屋を殴った。
無限「楓にふるなっ!!」
レモ「ぁぃ;;」

ああだこーだしてるうちに、焼酎とtカラもやってきた。
焼酎の荷物がかなり多い。tカラもそれなりに多そうだった。

一応これで5人揃った。

レモ「ようし・・じゃあ行くか!」

よし、出発ーーーー

??「待てっ!!!」


無限「誰だ?」
焼酎「誰ぇ?」
楓「誰ッ!?」
tカラ「誰!?」
レモ「腹減った!」


・・・誰だっけ・・・

「だぁーーーーっ!!!!#」
「俺だ!紅だっ!」

無限「なんだ紅か。」
tカラ「何気にナレーション酷いな。」
紅「ナレーション許すまじ#」
レモ「まあまあ。で、紅どうしたの?」
紅「俺も行く!!」

そう言えば、紅は荷物を引っ提げている。

無限「何故?」
紅「・・・みんなのためだ!」
焼酎「何が?」
紅「・・船があるぜ」
楓「へぇwwwwこりゃ便利だなwww」
tカラ「よし・・じゃあ紅も連れて行くかね。な、無限。」
無限「ん?あ、ああ・・・」


無限(おかしい、話の展開が早い。)

そう感じたのは、無限だけだった。
911SH
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By 焼酎
2007-08-18 09:28:36
―――更に暫くして―――

一同は紅の用意していた船に乗り込む。
船内はなかなか綺麗で、紅のものとは思えないくらい中は整頓されていた。
思わず無限は外に出る。
すると楓が先に来ていた。
楓「わぁーお・・・」
無限「ん・・」
海は青々しく、太陽からの光を鏡の様に反射させている。

清々しい風が吹いた。
見ると空は絵に描いたような水色の空だ。

無限「こうも晴れていると気分もいいですね。」
楓「確かにねぇ〜」
無限「あれ?他の皆は?」
気がつくと、甲板にいたのは二人だけだった。
無限「それじゃ・・戻りますか。」
楓「そうだね。」

二人が戻ろうとしていたら、後ろから話し声が聞こえてきた。

レモン屋とtカラだ。

レモ「お・・二人でイチャイチャしてるwwwww」
無限「死にたいらしいな」
レモ「ぎゃあ(ry」

楓「あれ?残りのは?」
tカラ「紅は舵見てる。」
楓「焼酎は?」
tカラ「確か・・調理場にいたな。」
楓「そっかぁ・・・」

楓はふと空を見上げた。

さっきまでの水色が灰色に変色していた。

楓「不穏・・」
tカラ「ん?」
楓「ぃゃぃゃ、何もない;;」

楓(何だろうこの感じ。嫌だなぁ・・・)

楓の不安が、遂に形を成して現れ出したのは次のお話。
911SH
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By 焼酎
2007-08-22 00:54:37
皆が料理を待っている時、無限だけが船内を散策していた。

無限「ふむ・・意外と品揃えいいな・・」
無限が想像してた以上に船内は道具で溢れていた。
特に倉庫には―――


その中でも、無限がどうしても気になるものがあった。

無限「これは・・何で使うんだ?俺らの目的は鳥だろ・・?」
無限が気になったものは

鶴嘴だ。
本来船には鶴嘴なんか普通は積まない。

無限「鶴嘴って・・洞窟でも掘るのか・・?」
その時だった。

「もう少しだ・・もう少しで・・」

無限「!!」
悪寒を感じた無限はとっさに倉庫に身を隠した。息を殺し、箱の隙間から誰なのかを見る。

無限が見た者は、フードをしていて、背後からは誰なのか区別がつかない。
無限「誰だ・・・;;」

その時、それが振り返った。

無限もとっさに箱から覗くのをやめる。

無限「仮面・・」
それは仮面をしていた。模様までは見えなかったが、仮面をしていたのは確かである。

無限「早く行け・・行け・・!!」



そして同時刻―――
「わああああああ!!!」
叫びと同時に皿が割れる音がした。
一同はキッチンに駆け寄る

レモ「焼酎大丈夫か!!??」
焼酎は腰を抜かし、床に座りこんでいた。
焼酎「あれ・・あれ!!」
焼酎が指指した方向を見ると、赤いペンキのようなもので、

KILL YOU と書かれていた。

楓「・・・・ぁ・・・」
楓の嫌な予感が的中した。
間違いなくこの船はおかしい。楓は確信した。

tカラ「おい;;この船って6人だけだよな;;」
楓「ねえ!!無限と紅は!?」

焼酎「無限は・・確か地下倉庫に行くって・・」
tカラ「紅は!?」
レモ「紅は舵見に行くって言ってた・・」
楓「とりあえず二人を呼び戻しに行かなきゃ!!」
tカラ「・・俺とレモ屋は・・無限を捜しに行く・・。」
楓「じゃあ私と焼酎は紅を」
そうして四人は二手に別れた。


―――楓と焼酎は走って紅を捜しに向かった。―――

楓「はぁはぁ・・紅ぃーーー!!」
焼酎「紅いぃぃ!!出て来てくれーー!!」
その時、パチン、と音がした。

楓「!!・・・」
楓は足を竦めた。

紅だ。

焼酎「あ・・・・ああああああああ!!!!」

―――だが、発見した紅は紅ではなかった―――

てるてる坊主みたいに、血の染み付いたタオルで顔を覆われ、縄で首を吊られて、死んでいた。


足元には遺書が置かれていた。

「も う  生きら    れない  も う 赦して 首 」

そこから先は破かれていて読めなかった。

焼酎「・・・」
楓「ねえ、この6人の中で、紅を恨んでる人っていたっけ?」
焼酎「いない・・絶対いない・・いるはずない!!」
焼酎の体は震えていた。
楓「・・・・」

楓「もう少しで・・・着くから・・」
焼酎「・・・・」
楓「皆に・・・報告しないと・・」



―――同時刻―――
911SH
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By 焼酎
2007-08-28 03:27:11
更新してなかったから今やっちゃえ。

同時刻――――

tカラ「おーーい無限ーー!!」
レモ「無限ーーー出てこいーー!!」
二人は無限を捜す。

不意に近くのドアが開く。
中から現れたのは―――

無限だ。


tカラ「無限ん!!大丈夫か!!??」
無限は傷を負っていた。
何者かに斬られた痕が数箇所あり、見てるだけで痛々しかった。
レモ「ななな何が、あ、あったんだ!?;;」

無限「・・・・倉庫に・・・」

―――14分前―――

無限「早く・・・行け!」
無限はそう心で願った。

結果は逆だった。

無限は運悪く発見され、鶴嘴で刺そうとしてきた。
それを間一髪を免れ、擦り傷で済ます。
すると無限は倉庫にあったシャベルで反撃する。
相手はそれをモロに喰らい、思わずよろめく。

無限はそれを見逃しはしなかった。
無限は怒涛の攻撃を仕掛ける。
相手も声こそ出さないが、喰らい続けた。
無限はこのまま押し切れると思った。


そこが甘かった。

相手は無限の攻撃に遂に観念したのか、床に座りこむ。

無限「観念したか・・・まず顔を晒しな。」

相手は後ろ髪につけていた物を外した

その時だった。

相手はそれを口にくわえ、吹き矢の様に飛ばしてきた。

無限は反応しきれず、喉に刺さってしまう。

無限「ぐあああああああ!!」
その空きに相手は鶴嘴を持ち直し、無限に切り掛かって来た。

五回くらい斬られたところで、無限は強烈な眠気に襲われた。
すかさず相手は無限に駆け寄り、無限の顔を持ち、

「島に着いたら、まずはお前からだ。」

無限はその言葉を聞き終えた後、眠ってしまった。


そして、無限は起きた時、立ち上がれなくなっていた。なのではいつくばりながらドアの方に向かい、かろうじてドアを開けたのだ。

tカラ「そいつは誰なんだ・・・」
そう考えていると、

楓「おーーーーーい!!!」

楓と焼酎が駆け寄って来た。

tカラ「どうした。そんなに慌てt」

楓「紅が殺された。」

一同はその言葉に凍りつく

レモ「な・・・・・嘘だ・・ろ?」
焼酎「嘘じゃない。」
焼酎は涙ぐんでいた。
tカラ「・・・」
楓「・・・」
無限「・・・あのさ」
tカラ「ん?」
無限「まず俺助けてくれないか?;;」
tカラ「ああスマン・・・」
楓(絶対・・・島でも何か起こる。)
楓の勘がそう言う。

無限の手当てが終わった頃。


船は島に着いた。
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By 焼酎
2007-10-14 09:36:37
ガゴン………!!

船は不気味な音を立てて一同に島に着いたことを知らせた。

皆、紅の死がまだ受け入れられないでいる。
それもそのはずである。
はにゃーんの人々にとって、「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」というのは暗黙の了解であるからだ。
そしてその「一人」が欠けることは他の者は致命傷なのである。
そんな重苦しい雰囲気の中、最初に口を開いたのは楓であった。

楓「ねぇ…私達、レモン鳥を探して…いいんだよね…?」

一同は口こそ開かないが、皆頷いているように見える。


もうちょい待ってて(´・ω・`)
911SH
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