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言の葉の舞い散り降積もる処
(置き詩用掲示板)
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今はもういない君へ…
By なつき＠管理人
2010-07-07 01:33:14
いつか二人で　あの山を越えて行こうと言った
山を越えたら　あの地平線へ
地平線を越えたら　あの海を越えて行こう…
そう君は言っていた
キラキラと瞳を輝かせて
二人でなら　叶わないことなどない
僕の手を取り　そう言っていた
二人でなら　何でもできると信じてきた
帆船(ボート)で海を渡って行くことも
背に羽根を生やして　空を翔んで行くことも
君の指差す先には
未知の不安と希望…
そして　見果てぬ夢が散りばめられていた
ひとつひとつ　集めていこう
不安は勇気に変えて
希望は漲る力へと
夢は現実へと…
けれども　全部じゃなくてもいい
夢は夢で有るがまま
夢は夢でしか無いように

すべてを手に入れたらつまらないよ
追い続けることも楽しむ術(すべ)さ

君の言葉は　魔法の様に
ボクの精神(ｺｺﾛ)に届いたんだ
魔法の様にきらめいて
ボクの魂(ｺｺﾛ)に揺さぶりをかけたよ
たったひとり　君だけが…

いつか　虹の掛橋のハジマリを見つけたら
僕は　ずっと隠してきた大切な事を伝えるよ

今はもういない君
約束の場所へは辿り着けただろうか？
一足早く行ってしまった　嘘ツキな君は
今もそこにいるのだろうか？

孤独と戦い
孤独を背負い
孤独を友とす

君とボクが　再び出逢える日が来るまで
ボクは　繰り返される昼と夜を
紡ぎ続ける
いつかの約束を果たすため
ボクにしかない旅を
旅路を
走り続けていく…

　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

2005年に書いた詩。
W62T
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