短文
突発短文Log-09.09.28
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ガイナタ
By シロイ
「怒っているみたいですの」
ガイがナタリアに対して不満の感情を示すようになったことはとても良いことだと思う。
それを見ているとほほえましくもあり、ガイっていつも俺のことガキ扱いするけど、俺なんかよりずっとガキっぽいよなとも思ってしまう。
まあ、そんなガイを見るのも楽しいのだが。
「私が何かしてしまったのか聞きたいのですが、その、」
「不安だったら一緒に行ってやるよ」
やっぱり幼馴染み。
彼ら二人のことは気になるし、仲良くあって欲しい。
そのためならどんな協力だって惜しまない。
怖くないから、と二人で手を繋いでガイの下へと向かう。
「ありがとう、ルーク」
「いいって別に」
やっと探しだしてガイの目の前に立てば、手を繋いでいる俺とナタリアを見たガイの機嫌が急降下した。
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「何が悪いってその無邪気さだよ二人とも」
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ルクナタ
By シロイ
少年の目の前に座り込んだ少女がじっと少年の瞳を覗き込めば、少年は瞬きを繰り返して不思議そうに少女を見返した。
目を見開いてエメラルドを輝かせる少年に、少女は優しく笑みを見せる。
その笑顔に釣られるようにして少年は目を細め、顔を綻ばせた。
「相変わらず綺麗な目をしていますわ」
少女は少年の手を握ってその場にゆっくりと座り込む。
「……ルーク…」
目を離さない少年に綺麗な瞳は変わらないのに、と少女は呟いた。
「それでも、あなたは私の知っているルークではありませんのね」
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初めまして 朱色の君。
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