■一齣話。 ■BL:各話完結。 ■CP:神田×アレン。 *思い付くままに、その場で、すぐに。 [新規トピ] No.153 By ま。 2013-07-09 20:57:17 どうにもならない、やりきれない衝動を。 涙と嗚咽で押し出しても、心は空洞で。 思考も、働かない脳、動かない気持ち。 ただ、虚しさだけが体内を満たして行く。 何も、何もしたくない。 溺れてしまう負の感情。 溺れてしまえ、溺れて。 足掻かずに沈んでしまえ。 そのまま死に絶えてしまえ。 あぁ……、息をするのも億劫だ。 この皮膚を切り裂いたら、痛みが正気に戻すのだろうか? 益々狂って行くのだろうか。 あぁ、もう、何もかもが……、面倒で仕方がない。 生きている事が、意味が、解らない、見出だせない。 それを見付けたとて、どうすれば良いのか。 希望だとか、未来だとか、掴み所のない幻想に。 縋って、繋いで、また明日を迎えるなんて事に。 なんの、どんな、意味があるのだろうか。 彼の温もりが、 触れ合わせた肌が、 呼ばれる名が、 すべてが遠くて、遠くて、遠い。 離れて、離されて、手が届かない。 生きていれば、 日が経てば、 また、 でも、その確約でない約束に夢見れる程。 僕は……、駄目だ。 今自分を支配するのは疲弊、ただそれだけ。 誰か、何か、何処か。 生きる道標が、指針が、支えが。 断じて欲しい。 空虚に埋まり行く僕を。 安寧に沈めて欲しい。 無を求める焦燥に、矛盾を認めながらも。 独りで居る事での、抑え切れなくなった、蝕まれた自分を。 タ ス ケ……、テ。 貴方の不在が僕を腐らせて行く。 「ユウ……、どうしたらいい?」 [レス1件] [編集] No.152 By ま。 2013-05-20 01:08:07 こつり、と、額が合わさって。 そのまま腰に腕が回されて。 やわらかく抱きしめられて。 そっ……と、額が離れたら。 瞼を開けば、今度は視線が合わさって。 くっ……と、傾いだ顔が近付いて来て。 そっ……と、目を閉じてそれを待つ。 唇と唇の合わさる感触、触れる熱。 幾度か軽く繰り返して、くりかえして。 うすら、と、開けた口に舌が這わされ。 そぅ……と、撫でるように差し込まれ。 手を取るかのように、その舌先を舐める。 ゆる……と、絡み取られて、より深く結び付く。 腕を上げて、強請るように首に回して。 自らも、その行為を積極的に受け入れる。 ちゅっ……と、小さく音がして。 キスが中断される、何?と、目を開けて問えば。 「アレン、抱かせろ」 「ん、……抱いて」 強い意思と、艶を孕んだ目線に見とれながら。 はら……と、衣を剥がしつつ。 より一層、互いの熱に直に触れて、溺れた。 [レス0件] [編集] [#次] [1-2] [戻る] |