四十五人目と四十六人目
2007.9/15
四十五人目のイナニ・ママナムと四十六人目の大鷺宮。

イナニ様は島国諸島で最も信仰されているイナニ神群の筆頭神。東域を代表する神で、神様の中で三番目に偉い。豊穣神・太母神・大地母神。イナニ神群主神。変り種は、酒の神として拝んでいる地域も。豪放磊落天下無双の女神様です。
海龍神タツミを伴侶とし、五人の神様のお母さんです。名前の意味は、母なる大地たるイナニ。

もともとは、大大陸極東地域の部族神でしたが、その部族がタツナニ島に移った際に、一緒に引っ越してまいりました。そして島国諸島、さらには東域全体の代表神群にまで広まります。
ところでこの部族を海洋民族にするか農耕民族にするかで未だに迷っています。どっちが自然でしょうか(聞くな)
移住の原因も戦乱か天変地異の食料難かで迷っています。どっちが(だから聞くな)

神様大戦では、創像神派でした。当時は、イコール紺色の魔王のいたずら(可愛い言い方)を黙認するという認識に即繋がってたので、全神位の中で最高位に等しい格を持つ、東域筆頭神のこの表明は、一大スキャンダル。生徒会長選挙で、当選を一言で決める鶴が、候補者じゃなくて隣の不良校の校長を支持したようなもんです。あれ全然インパクト無いや。
結局、大戦は秩序神派が制したので、イナニ様へのブーイングは相当なものでした。が、格の高さから、処分はタツナニ島封閉(軟禁)だけ。神様にだってずるい大人の世界が広がってるもんです(意味不明)

大鷺宮(おおさぎのみや)は、イナニ・ママナムの長子・一宮です。空と鳥と伝令の神で、東域の伝令神を総括しています。かつ、母神の御先神(みさきがみ)です。いつも目が据わっているけど、本当は兄弟思いのお姉さんです。
宮の称号は、主神イナニの子どものみ。鷺の名のとおり、両腕は翼。額飾りから下げられた3枚の風切り羽は、伝令総括神の証。見えてないよぎゃす!!
神話では、大鷺宮をはじめとした五兄弟神はイナニ・ママナムの子とされていますが、民族文化が入り混じる中で他文化の有力神がイナニ神群に取り込まれた結果。
もともとのイナニ信仰が、他の宗教と上手い具合に和合する性質を持っていたのです。
東域代表神群がそんなだから、そのためにイナニ神群の眷属の数は膨大です。

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