萌え無し
もし、過去を飼えるなら
後悔があった。
傷痕があった。
そして何よりも、
謝りたい事があった。
小さなタクシー会社。
世界は変わらなくても、
変化は確かにあった。
冬「忘れな書簡」
願わくば
そうで在りたい
黒電話のやうに
ただ凛と
ただ凛々と
静かに佇む
黒電話のやうに
そして私はなるでせう
二度と鳴らない黒電話に
いち
それは二の前
だから一を
にのまえと読むのです
春「桜の折れ枝」
ちるちるさくら
ふるふるさくら
これは、女の子
が嫌いな女の子
の、とある一日
のものがたり。
戻る
- エムペ! -