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Muscari【おそ松さん】
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「いーちまつっ」

 私の付き合ったばっかりの彼氏。
松野一松くん。

猫繋がりでしりあって、
私は一松くんのいろんなことを知っていくうちに
すきになった。


告白したらオッケーを貰って、嬉しかったのを覚えている。


今日ははじめてのお家デート......のはずなのに。


「ありゃ、一松寝てるね〜」
「フッ......昨日よく寝ていなかったからな」
「すみません、せっかく来ていただいたのに。」
「君一松兄さんの彼女!! すっげ〜!!!」
「一松兄さんにはもったいないよねえ、可愛いなあ」


「あ、ええと......、」

玄関が空いたと思うと
同じ顔の人が五人も入ってきた。


「本当に六つ子なんですね......」

「そうだよお~、一松兄さんに聞いてなかった?」

これはピンクのパーカーを着た、一松くんの弟さん?

「聞いてはいたんですけど、実際見るとすごいなあって。」




五人の兄弟は嬉しそうに笑う。 


あ、付き合ってから一松くんのこんなかお、
見てないな......


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