Muscari【おそ松さん】
2
「っ...、いたっ」
走って、途中で転んでしまった。
「…大丈夫、ですか。」
心配そうにのぞきこんでくれたのは、
青いパーカーを着た男の人。
「あ、あのっ」
大丈夫です、といおうとしたその時。
「…どうしたの、かれんちゃん」
思わず助けてくれた人の後ろにかくれる。
「い、いやっ、こないで。」
男の人は、私に一度うなずいてくれた。
「そうだな。マイハニーに手を出させるわけには行かない。」
え、っと思ってみると
彼はどこからかサングラスを取り出す。
「ふざけんな、かれんちゃんは!俺のものだぞっ!!」
殴りかかる男の拳を軽く受け止める。
そして、そのまま男を投げる。
「...大丈夫だったか?」
思わず崩れ落ち、その人に抱きついてしまう。
「!?...あ、あの」
「スミマセン、離れます...。」
そういうと
優しく、その人は抱き締めてくれた。
「いや、大丈夫だ。」
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