Muscari【おそ松さん】
4
「え、俺ぇ?んー。まあ、いるっちゃあ、いる、けど。」
「何その歯切れの悪い返事。」
「だって、隣にいること当たり前になってる気がして。
んー。あ、誰だか分かんないの?」
にひひっと笑うおそ松。
ふいに手が伸びてきて、私の耳元に添えられる。
「…お前が、好きなんだよ?」
え、と思った瞬間にふわっと、窓際の席だからか
カーテンが私たちを包む。
「…それは、私も。」
「は?まじ?やったあー、よろしくな、かれん」
隣にいることが、当たり前だったのに。
隣にいて、さらに特別になってもいいんですか。
なんて、すごく嬉しいです。
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