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‡見えない糸‡
目が眩むくらいの光に照らされて微笑む君に強く恋をした
二人惹かれ合って
初めて手を繋いだのは薄紅の花びらの舞う季節
お互い恥ずかしさを誤魔化すように笑いあって
この手を離さないって約束したね
毎日の電話
会えなくて寂しいこともあるけど
心は繋がっていると信じてた
だけど段々日々に忙殺されて
電話の回数もメールの受信も減ってるね
夏になったら海に行こうねって指切りしたこと
もう遠い日のようだね
果たされないあの言葉にすれ違いを感じてるよ
吹き抜ける風に髪を撫でられ
紅く色づく世界に時間の流れを感じてる
段々冷えてきた空気は君と僕の心の距離かな？
伝えたいのに伝わらないね
もどかしさに胸を締め付けられるけど
上手く言葉にならなくて
少し諦め始めてるよ
白く染まったこの世界でため息一つ
こんなに寒いのにどうしてかな？
君との始まりの場所に立ってるよ
過ぎた季節を思い返しては切なくなって
涙こらえて空を見上げた
ねえ、会いたいよ
また君との距離が縮まることを願って送ったメール
『君が好きだ』と言葉の限り
二度目の桜の舞う季節に
僕が恋した笑顔で会いに来た君に
嬉しくなって涙が流れた
君と二人
また同じ景色を君と見られた喜びと
あんなに悴んでた手が今
君の手の温かさを感じてる
言葉の足りなさに酷く遠回りしたね
遠慮した態度に距離も感じた
だけどあの時間もきっとかけがえのない君と僕の歴史
これからも強く強く願うよ
傍に居たいと
この想い全部君に届けたくて
微笑んでは言葉を紡ごう
二度目に紡いだ二人の運命の糸
確かに結ばれた運命は
ただ見えない糸のように
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