ホワイトシェパードって? Part 7 ホワイトシェパードってアルビノ? よく「ジャーマンシェパードは黒いのに、ホワイトシェパードは真っ白。アルビノなの?」と聞かれます。 ホワイトシェパードは確かに真っ白ですが、アルビノではありません。 「白変種」と呼ばれています。 遺伝学的・生理学的にもこの両者は全く異質のものです。アルビノの特徴として、瞳孔が赤く透けているのを見たことはありませんか? ですが、ホワイトシェパードの瞳孔は黒い。 肉球や鼻の色も真っ黒です。 時々、体に黒い斑点が出る子もいたりするんですよ。 じゃぁ白変種って何?ってことになりますよね、当然。 皆さん、ホワイトタイガーや白いクジャク、ホワイトライオンを見た事はありませんか? よくテレビで放映されていたり、動物園にいたりしますよね。 ホワイトシェパードって、そんな動物達と同じなんです。 白変種のルーツは氷河期まで遡ります。 「氷河期」「間氷期」の時代、辺り一面、雪や氷で真っ白。 その中に、真っ黒な姿やカラフルな姿で歩いていたら、すぐに見つかってしまいますよね? だから動物達は、自分の体を真っ白にして「保護色」としたんです。 氷河期という時代に生き抜いてきた動物には、とても有利な色で、その基本的な遺伝子は今でも残っています。 だから真っ白なシェパードが誕生するんです。 アルビノはメラニン色素を作る遺伝子情報の欠損しているため、体が弱かったり短命とされています。 ですが、白変種は上にも書きましたが、メラニン色素を作る遺伝子をしっかりと持っているので、普通の子達と同じです。 皆さん、マルチーズや今話題のソフトバンクのお父さん犬、白いですよね? みんなアルビノじゃないですよね。 これを読んで、ホワイトシェパードの誤解が解けたら何よりです^^ ※一部Wikipedia「白変種」より抜粋しました。 [*前へ] [戻る] |