赤い糸
☆☆☆
彗星「俺にガン垂れるなんざぁ、良い度胸してんなぁ?【夜王衆】さんよ。」
安斎さんの言葉に秀道会の皆さんがざわついた。
この様子だと夜王衆の名前は知られているようだ。
アキ「初めまして。夜王衆統括兼若頭補佐のアキと申します。」
サキ「副統括、若頭補佐、サキ。」
流石のサキも挨拶の時は喋るんだな。
必要最小限だが…。
龍之介「夜王衆は結構知られているんですね。」
俺の言葉に安斎さんはニヤリと笑った。
彗星「うちの霧島の情報収集と仕事の早さはお前の所と同じくらいだ。」
俺は成る程と納得した。
安斎さんの右腕の霧島さんは、安斎さんと同じくらい侮れない空気を感じたのは勘違いじゃなかったようだ。
龍之介「流石と言うべきですね。」
安斎さんはニヤリと笑って、更にお酒を進めてきた。
俺は人よりは呑めるので問題がないが、中々のハイペースの飲みあいで少々疲れた。
アキとサキの心配そうな視線を感じた。
その後は孔明さんの締めの言葉で宴会は終わって、此からも友好的に行く事をお互いに約束して別れた。
帰りの車では久しぶりの酒と疲れで潰れたのは言うまでもない。
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