愛しい人
☆☆
重さんと新作の打合せをして今日は店じまい。
「送ってやろぉか?」
どうしたの重さん!?優しい!!
と、俺が勝手に感動していたらまたもや拳骨が落ちる。
「イテテ。ありがとう。重さん。
でも今日は寄るところがあるから平気。」
そう伝えれば、事情を知ってる重さんは辛そうに顔を歪めた。
「まだ、通っているんだな。
まぁ。今日は天気が悪すぎる。早目に帰れよ。」
重さんの言葉に軽く頷いて外を見た。
重さんを見送ってゴミ出しを済ませて店を閉めて車に乗り込んだ。
行き先は恋人の場所。
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