3 結局自分は行きたくないし、恋人である怜にも行かせたくないので会計のチャラ男の片山誠二に行かせた。 そしたら何故かチャラ男がその転入生美月洸哉に落ちたらしく今まで下半身ユルユルだったのに次の日にはキッパリセフレたちを切ったらしい。 そこまではどうでも良かったんだが、その後会計を落とした転入生が気になると書記の双子が見に行って見分けられたのが嬉しかったらしく陥落。 そしていつ出会ったのか怜も転入生に落ちた。 仕事あるのに本当にいつの間にって感じだ。 そう。怜は転入生が好きになったとかで俺を振った。そりゃもうすっぱりと。 「別れましょう。本当に好きな人が出来たんです。」 と。 怜にとって俺は「本当」ではなかったらしい。 俺は入学した時から好きだったんだけどな。 元々怜の好みからはだいぶ外れてたのは知っていたから少しの間付き合えただけでも奇跡に近かったんだ。 だから仕方ない。 転入生は変装してたが多分俺よりは怜の好みに近いだろうし。 だから泣きそうになったが一生懸命堪えて 「…そうか。頑張れよ。今までありがとな。」 と言った。 束の間いい夢見させてもらったし、流石に好きなやつに涙みせたくはなかったから自室に帰ってこっそり泣いた。 この日は特別だろう。 しばらくは恋愛はいいや…仕事に没頭しようとは思ったが俺以外全くしなくなった為に仕事量が半端なくなるのは予想外だった。 [*前へ][次へ#] |