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｢ほら、行くぞ。｣
そう言って俺の手を握っていた水島は何故か笑みを浮かべていた。
｢…？？ あぁ。｣
何故か振り払わずにされるがまま水島とあの居心地の悪い空間から離脱した。
何だったんだ？？
てかいつまで手繋いだまま？？
振り払うのも何故か気が引けてるんだよな。
｢おい水島、何処行くんだよ？？｣
｢風紀室。｣
そう短く答えて歩いて行く水島。
手が繋がれたままの俺もその後を付いていく。
だがだんだん居たたまれなくなって
｢…水島、手もういいだろ？離せよ…｣
と言ったのに聞いてないのか返事もなくそのままの状態で風紀室に到着した。
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