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あれから2週間が経った。
学園はますますひどくなっていて改善の余地が見られない。
あの転入生は親衛隊持ちの美形を落としていってるらしい。
同室の生徒を親友だと宣言し連れ回ってるそうだ。
「…はぁ。」
誰もいない部屋での溜め息は思ったよりも響いた。
結局俺はあれから生徒会室にはどうしても行かなければならない時だけ行っている。
言葉というか常識は通じないようなので。
態々被害を被りたくはない。只でさえ疲れているのに相手にしたくないというのが本音だ。
だが今日は行かなきゃならないんだよな、生徒会室。
風紀委員長の水島櫂が書類取りともうすぐ始まる体育祭の段取りを話し合いするためだ。
「あいつ…何でか睨んできて苦手なんだよ。」
前までは玲がいてくれたからまだ良かったけど、今回一対一だからな。。
「ま、何とかなるか。とりあえずこれ片付けたら行くか。」
仕事を急いで終わらせて、書類を持って生徒会室へ向かった。
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